世界限定77台「美しすぎるアストンマーティン」をオークションで発見 カーボンボディで最高時速350キロ 究極のGTカー「ワン77」とは
現在の走行距離はわずか2745km
2025年12月にUAE(アラブ首長国連邦)アブダビで開催されるRMサザビーズ主催のオークションに、2010年式アストンマーティン「One-77」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。

アストンマーティンOne-77は、2010年代を代表する究極のハイパー・グランドツアラーとして誕生しました。
従来の「DBS」や「DB9」「ヴァンテージ」「ラピード」といったモデルがアルミ構造を採用していた一方、このモデルはカーボンファイバー製モノコックを中心に設計されました。
熟成された5.9リッターV12エンジンはコスワースにより7.3リッターへ拡大され、ドライサンプ化による低重心化と後方配置によって、750馬力を発揮し、最高速度は350km/h超に達します。
ボディは21世紀のアストンマーティンらしく彫刻的で、ミラーステーが一体化した造形やアクティブリアウイング、リアハッチ下のガラス越しに見える水平配置の可変サスペンションなど、細部まで美しく仕上げられています。
エンジンルームのカーボンファイバー製ラティス構造は剛性向上に寄与しつつ、吸気システムの一部として機能します。こうした完成度から、One-77は2009年4月のコンクルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステでコンセプトカーおよびプロトタイプ賞を受賞しました。
今回オークションに出品される予定のOne-77は、77台生産されたうちの67番目で、2011年3月27日に完成しました。
ブルー・パール・ホワイトの外装に、レッドキャリパーを備えた20インチの鍛造10スポークホイールを組み合わせています。
内装はブラックのダッシュボードとレッドレザーを基調とし、白のステッチとパイピング、黒白のインサートを配したシートが特徴です。カーボンファイバー仕上げの「ウォーターフォール」センターコンソールをはじめ、パークアシスト、エアコン、ナビゲーションなどの装備も備わります。
当初は上海向けに用意されたものの、実際には中国人の初代オーナーにドイツで引き渡されたとされます。
ドイツでの使用後、2016年に次のオーナーへ渡り、2018年にはスイスのプライベートコレクションに移りました。現オーナーは2023年に購入し、同年10月には走行2653kmの状態でアストンマーティン・ジュネーブが包括的な点検と整備を実施し、新品のピレリ P Zero Corsa を装着しています。現在の走行距離はわずか2745kmです。
後に「ヴァルカン」や「ヴァルキリー」へと続く系譜の起点であり、One-77はいまももっとも希少で魅力的な限定生産グランドツアラーと評価されています。
2010年式アストンマーティン「One−77」、予想落札価格は130万ドルから160万ドル(1USドル=155円換算で、日本円で約2億180万円から2億4840万円)とされています。
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