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もうすぐ50年選手! 懐かしの国鉄時代「キハ40系」定期列車に今も乗れちゃう JR西日本「城端線」「氷見線」の魅力とは

新型車両への置き換えは2028年春以降!?

 城端線、氷見線の発着する高岡駅で、両線はそもそもJR西日本の「北陸本線」と接続していました。

 しかし北陸新幹線の開業により「並行在来線」となった北陸本線はJRから経営分離され、俱利伽羅駅から市振駅までの富山県内の路線が第三セクター「あいの風とやま鉄道」へと移管されました。

JR氷見線。写真は富山湾ごしに3000m級の立山連峰を望む雨晴海岸
JR氷見線。写真は富山湾ごしに3000m級の立山連峰を望む雨晴海岸

 そのため城端線、氷見線は他のJR在来線とは接続しない「離れ小島」のような状態となったのです。

 ただこの両線とも、旅客輸送密度はJR西日本が経営が非効率とする「2000人未満」を上回っているため、JR側の意向でただちに第三セクター化されるわけではありません。

 じつは第三セクター化を目指したのは、地元自治体、すなわち富山県、高岡市、氷見市、砺波市、南砺市の強い意向によるものです。

 これら自治体は、城端線、氷見線の利便性、快適性を向上させるため、富山市で行われた「JR富山港線」のLRT(次世代型路面電車システム)化を手本に、両線のLRT化を検討しましたが、多額の投資がかかることなどを理由に断念せざるをえませんでした。

 しかしその検討結果をもとに、2023年から「城端線・氷見線再構築検討会」を開催、最終的に「事業主体をJR西日本からあいの風とやま鉄道に移管」「新型鉄道車両34両を導入し、現状の24両を置き換え」「運行本数を現状の城端線42本/日、氷見線36本/日から、60本/日とし、パターンダイヤ化する」という実施計画をまとめます。

 つまり現在両線で運行されているキハ40系は、乗り心地の改善、加速性能の向上による速達姓の確保、運行本数の増加など、検討会でまとめた旅客サービス向上を実現するため、姿を消すこととなるのです。

 城端線、氷見線の第三セクター化、すなわちあいの風とやま鉄道への経営移管は現在のところ2028年から2029年とされています。

※ ※ ※

 気になる新型車両への置き換えは、2023年11月に開催された同検討会の第4回で、JR西日本の常務理事金沢支店長が「最初の新しい車両が4年半後くらいであろう」としてることから、2028年春以降にはじまると予想されます。

 城端線、氷見線でキハ40系に“乗り納め”する期間はまだ十分に残ってはいますが、ローカル線の旅情を味わうためには、置き換え間際を避けたほうがよさそうです。

 なおキハ40系は、JR西日本の中国地方ではいまだ多くが現役で、またJR四国でも一部が運用に残っています。

 さらに観光列車に改造された車両は各地で走っており、需要にあわせ最改造された車両もあることから、こちらについてはいましばらく現役生活が続きそうです。

Gallery 【写真】旅情を掻き立てられるよね! 旧国鉄車両「キハ40系」を見る(18枚)
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