56年前の「クラシック・ハーレー」を米国オークションで発見 走行わずか4万キロ 極上の「XLHスポーツスター」気になる落札価格とは
テキサスで眠っていた一台、再塗装を施された貴重な個体の姿
今回オークションに登場したのは、1970年式の「XLHスポーツスター」です。

この車両はインディアナ州で登録されたのち、テキサスのコレクターの元で20年以上保管されていた個体とされています。
1992年頃に実施された化粧直しでは、外装をバーガンディとホワイトで再塗装し、ブラックのアクセントを追加。
シンプルながら存在感のある配色は、クラシックなスタイリングと見事に調和しており、往年のアメリカンテイストを強く感じさせます。
装備面では、2人乗り用のホワイトシートと同色のバックレスト、ハードタイプのモールディングサイドバッグを備え、当時の純正アクセサリーで固められた一台です。
さらにクリアウインドシールド、パッシングランプ、エンジンガードやサドルバッグガードなど、ツーリングユースを意識した装備が随所に見られます。
ホイールは前19インチ、後18インチのグッドイヤー製アルミリムで、前後ともにドラムブレーキ仕様。
タイヤは交換が推奨される状態ですが、外観は良好で、経年を感じさせない仕上がりとなっています。
ハンドルまわりにはクローム仕上げのバーとミラーが装着され、インストゥルメントパネルには150マイルスケールのスピードメーターとタコメーターを装備。
オドメーターは約2万5000マイル(約4万km)を示しており、保管年数を考慮すると適度な使用感といえます。
搭載される883cc「アイアンヘッド」Vツインエンジンは、1992年の再塗装時にトップエンドの整備が行われたとされ、今回の出品にあたっても燃料系統の清掃、バッテリー交換、オイル交換などが施されています。
こうした点からも、単なる展示車両ではなく、走行にも対応できる状態に仕上げられていることがうかがえます。
このような貴重な個体が今回、「ノーリザーブ(最低落札価格なし)」で出品され、最終的には1万8250ドル(約265万円)で落札されました。
高騰するビンテージバイク市場のなかでも、非常に現実的な価格帯で手に入れられた1台といえるかもしれません。
※ ※ ※
スポーツスターは、ハーレーダビッドソンの中でも長い歴史を持ち、多様なバリエーションを展開してきたシリーズです。
その中でもXLHは、ツーリング性能とクラシックなデザインを両立したモデルとして、一定の評価を受けてきました。
今回オークションに出品された1970年式の個体は、1990年代に施された再塗装や、純正アクセサリーによるカスタムが特徴で、コンディション面でも整備された状態にありました。
コレクターズバイクとしてはもちろん、実走行を視野に入れた良好な状態の車両としても、注目に値する一台といえそうです。
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