56年前の「クラシック・ハーレー」を米国オークションで発見 走行わずか4万キロ 極上の「XLHスポーツスター」気になる落札価格とは
「スポーツスター」シリーズの進化と、XLHという系譜
2025年12月、アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1970年式ハーレーダビッドソン「XLHスポーツスター」が出品されました。
「スポーツスター」は1957年に誕生したシリーズで、今なお続くロングセラーモデルです。
その原型となるのは、1952年登場の「Model K」で、当時としては先進的な4カム機構やスイングアームフレームを採用し、スポーティな性能を追求したものでした。
その流れを汲んで登場した「スポーツスター」初代モデルは、883ccのサイドバルブエンジンをOHV化し、42馬力を発揮。
この改良により、より高い出力とスピード性能を獲得したのが大きな特徴でした。
スポーツスターは以降も改良を続け、1958年にはオフロード色の強い「XLCH」と、ツーリング志向の「XLH」の2系統に分岐します。
XLHはセルスターターを搭載し、快適なクルージング性能を重視した仕様で、当時のアメリカンライダーのニーズに応えるモデルでした。
搭載されるエンジンは、空冷の883cc「アイアンヘッド」Vツイン。

右側にシフトレバーを持つ4速トランスミッションと組み合わされ、当時のハーレーダビッドソンの標準的な走行フィールを味わえる構成です。
当時の足回りは、テレスコピック式のフロントフォークと、プリロード調整可能なリアショックを備えており、街乗りからロングツーリングまで幅広く対応していました。
スポーツスターシリーズはこのあとも数々の派生モデルを生み出し、「XLCR」「XR1000」「Forty-Eight」など時代を象徴するスタイルを提示し続けてきました。
中でもこの時代のXLHは、スポーティさと快適性を両立させた「実用派クラシック」として今も高い人気を誇っています。
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