やっぱり「特別なフェラーリ」は2026年も高値安定でした 31年前に登場した世界349台限定のスーパーカー 走行1.2万キロの極上「F50」の落札価格とは
落札予想価格は700万ドルから900万ドル
2026年1月に米国アリゾナ州で開催されたRMサザビーズ主催のオークションに、1995年式フェラーリ「F50」が出品され、高値で落札されました。
どんなクルマなのでしょうか。
1995年式フェラーリF50は、フェラーリ創立50周年を記念して開発された特別なスーパーカーです。
1987年に登場し高い評価を受けたF40の成功を受け、フェラーリは「頂点に立ち続ける」ため、さらに完成度の高いモデルを生み出す必要がありました。
こうして約4年の歳月をかけ、レーシングテクノロジーを色濃く反映した公道用モデルとしてF50が誕生しました。
シャシにはF1由来のカーボンファイバー製モノコックを採用し、ボディはピニンファリーナが手がけた流麗なデザインで、カーボン、ケブラー、ノーメックスを用いた軽量構造となっています。
1980年代的なウェッジシェイプを排し、1950~60年代のフェラーリ・スポーツレーサーを彷彿とさせる優雅なラインが特徴です。着脱式ハードトップにより、オープンとクーペの両方を楽しめる点も魅力です。
エンジンはF1由来の血統を持つ4.7リッターV型12気筒で、最高出力513馬力を発生します。
0-60mph(約96km/h)加速は3.6秒、最高速度は202mph(325km/h)に達し、200mphクラブの一員として名を刻みました。
ブレーキには大径のブレンボ製ディスクを装備し、燃料電池やLCDメーターなど随所にレーシング技術が盛り込まれています。一方で、レザーシートやエアコンなど快適装備も備えています。
F50は希少性を重視し、1998年までにわずか349台のみが生産されました。

今回出品されたシャシナンバー104064は、1995年11月完成の60番目の個体で、ロッソ・コルサにネロ内装、ロッソのシートインサートという王道の仕様です。その60台目にあたる個体で、走行距離は8195マイル(約1万3188km)と控えめです。
これまで著名オーナーのもとで大切に扱われ、近年もフェラーリ正規ディーラーにより燃料のセル交換を含む大規模整備が施されています。
純正ハードトップやソフトトップ、マニュアル類、希少な専用ドライビングシューズも付属し、コレクション性は極めて高い一台です。F50は288GTO、F40、エンツォなどと並ぶ「ビッグシックス」の重要な存在として、今なおフェラーリ愛好家を魅了し続けています。
この1995年式フェラーリ「F50」、最終的に880万5000ドル(1USドル=155.5円換算で、日本円で約13億6910万円)で落札されました。
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