スーパーカー少年の“永遠の憧れ” 半世紀以上前に登場した「黄色いミウラ」を発見 走行3万キロ台の「美しすぎるランボ」はいくらで落札?
走行距離は3万8500kmの極上個体
2025年12月にオンライン開催されたブロードアローオークションに、1971年式ランボルギーニ「ミウラP400S」が出品され、高額落札されました。
どんなクルマなのでしょうか。
ミウラP400Sは、初代ミウラの完成度をさらに高めたモデルとして、1969年に登場しました。
外観ではフロントウインドウやヘッドライト周辺のトリムがマットブラックから明るいメタル調へと変更され、全体に洗練された印象が与えられています。
エンジン出力は従来の350馬力から370馬力へと引き上げられ、室内にはパワーウインドウが標準装備されるなど、操作系の見直しによって快適性も向上しました。生産期間中も改良は継続され、エアコンがオプション設定されたほか、1970年4月以降の車両ではベンチレーテッドディスクブレーキも選択可能となっています。

今回オークションに出品されたのは、1971年2月9日に完成したP400Sで、総生産338台のうちの1台にあたります。
新車時はロッソ・コルサのボディにネロレザーのインテリアを組み合わせ、後期型ならではのVディスクブレーキと希少なファクトリーエアコンを備えていました。完成後はサンタアガタからスペインのディーラー、ヴェラ・ムリーリョへ出荷され、1971年2月26日に登録されています。
その後、強い日差しによる塗装の退色を受け、オーナーの判断で淡いイエローカラーへと再塗装されました。本車はスペイン初のミウラとされ、シャシ番号4809が「TF69175」のナンバーで登録されていたことも知られています。当時の写真資料も豊富で、1972年には南テネリフェの観光施設「プラヤ・デ・ラス・アメリカス」の広告に登場した記録も残されています。
1980年に走行距離約2万5000kmの状態でスイスへ輸出された後、1988年に2人目のオーナーが取得し、1993年以降は長期保管されていました。
2006年から2011年にかけて大規模なレストアが行われ、作業はグラーバー・スポルトガラージAGが担当しています。オリジナルのドライブトレインのフルリビルドに加え、ミウラSVで採用されたスプリットサンプ方式への改良も実施され、信頼性は大きく向上しました。
機関系レストアには23万5000スイスフランを超える費用が投じられ、外装は長年親しまれてきたジアッロ・ミウラ、内装は新車時と同様のネロレザーで仕上げられています。さらに2025年9月には追加整備も行われ、現在の走行距離は約3万8500kmです。
この1971年式ランボルギーニ「ミウラP400S」、最終的に171万6000ユーロ(1ユーロ=184.7円換算で、日本円で約3億1696万円)で落札されました。
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