快適装備より速さを選んだ“男気マシン” 31年前のホンダ「NSX-R」が米国オークションに登場 走行2.4万キロの極上個体で落札価格は新車時の5倍に!?
コレクションアイテムとしても実用車としても高いレベルにある個体
今回オークションに出品された個体は、1995年式のモデルです。

生産終了が迫った時期に製造された一台で、シリアルナンバーは「R0349」と刻印されています。
エクステリアは、伝統のチャンピオンシップ・ホワイトで塗装され、ルーフ部分はブラックで引き締められています。
また、フロントバンパーのエアインテークには、タイプR特有のメッシュグリルが備わっており、通常モデルとは異なるスパルタンな印象を与えます。
足元には、純正のエンケイ製鍛造アルミホイール(F15/R16インチ)を装着。タイヤは2024年製造のブリヂストン「ポテンザRE-71RS」に交換されています。
そしてインテリアは、赤色のアルカンターラで張り替えられたレカロ製カーボンケブラーバケットシートが目を引きます。
ダッシュボードやドアパネルは黒色のスウェード調素材で覆われており、赤いステッチがアクセントとして施されています。
ステアリングはエアバッグのないMOMO製3スポーク、シフトノブはチタン削り出しの専用品が装備され、ドライバーとクルマの一体感を高める演出がなされています。
また、本来NSX-Rには快適装備がありませんが、本個体には新車時オプションのエアコンと、純正の見た目を維持したBluetooth対応オーディオが装着され、実用性にも配慮されています。
走行距離はメーター読みで約2万4000kmと、年式を考慮すれば非常に少ない数値です。
くわえてエンジンルームの状態も清潔に保たれており、メンテナンスが行き届いている様子がうかがえます。
資料によると、2024年2月にはタイミングベルトやウォーターポンプ、ホース類を含む大掛かりなリフレッシュ整備が実施されたといいます。
このように、全体的なコンディションは良好で、コレクションアイテムとしても実用車としても高いレベルにある個体だったといえそうです。
なお、今回のオークションでは15件の入札があり、最終的に38万1000ドル(約5700万円)で落札されました。
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ホンダのスポーツモデルの象徴である「タイプR」の原点ともいえるNSX-Rは、その設計思想と走行性能で多くのファンを魅了し続けています。
今回の個体は、低走行でありながら適切なメンテナンスが施されており、その価値が金額に反映された形となりました。
日本国内のみならず、海外でもその評価は高まり続けており、今後も市場での動向が注目される一台といえます。
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