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暑いし汗だくだしもう最悪… そんな真夏の避暑旅行にうってつけ! “標高1000m超え”で涼しく癒される「高原温泉地」3選

続いては群馬県と長野県の名湯を紹介

●群馬県「万座温泉」

 続いて紹介するのは、群馬県吾妻郡嬬恋村の標高約1800mに位置する「万座温泉」です。

 上信越高原国立公園内の大自然に抱かれた万座温泉は、1日あたり540万リットルという非常に豊富な湧出量をほこり、日本一ともいわれる高濃度の硫黄泉が特徴です。

群馬県「万座温泉」
群馬県「万座温泉」

 この地の温泉利用の歴史は古く、先史時代にはすでに利用されていたことがわかっており、古くから難病を治したというエピソードが数多く伝わっています。

 また、万座温泉には「姥湯」や「大苦湯」「ラジウム北光湯」など27種類もの源泉が存在し、各宿泊施設が提供する湯は施設ごとに泉質やブレンドが異なります。

 効能としては、血管を拡張させて血の巡りをよくするとされており、神経痛や筋肉痛、冷え症をはじめ、呼吸器病や胃腸病などに対する湯治場として長く利用されてきました。

 近年でもその評価は高く、2024年の温泉総選挙「秘湯・名湯」部門においては全国1位に選出されています。

 さらに、万座温泉には各宿泊施設をめぐることができる「湯めぐり手形」も用意されており、多様な露天風呂から四季折々の山の風景を眺めながら入浴できる点が特徴です。

●長野県「高峰温泉」

 最後に紹介するのは、長野県小諸市の標高約1700m、高峰高原に位置する「高峰温泉」です。

 高峰温泉は「雲上の温泉」とも呼ばれ、明治時代に湧き出た一筋の源泉をルーツに持ち、幾度かの自然災害を乗り越えて現在の山小屋風の宿となりました。

長野県「高峰温泉」
長野県「高峰温泉」

 泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉で、神経痛や糖尿病、冷え性などに適応するとされています。

 そして、高峰温泉の大きな特徴は、源泉そのままの約37度の湯と加熱した42度の湯船に交互に入る入浴法を提案している点にあります。

 この温度差を利用した交互入浴により、血行が促進されて新陳代謝が高まるとともに、自律神経を刺激して内臓の働きを整える効果が期待されています。

 また、入浴だけでなく食前の飲泉も推奨されており、体への吸収効果を高めるための利用方法が具体的に案内されています。

 なお、高峰温泉では自然環境保護のため全館で「創生水」を使用し、洗剤の使用を極力控える取り組みもおこなわれています。

※ ※ ※

 今回取り上げた3つの温泉地は、いずれも標高1000mを大きく超える高地にあり、豊かな自然環境と良質な温泉をあわせ持っています。

 高所特有の澄んだ空気や、平地では見られない高山植物、夜空に広がる星々など、温泉に浸かる以外の要素でも非日常的な空間が広がっています。

 季節の移り変わりとともに表情を変える山々の風景を眺めながらの入浴は、都市部では味わえない体験となります。

 温泉地の歴史や泉質の特性を理解した上で訪れることで、高地の自然とともに心身を休める有意義な時間を過ごすことができるはずです。

Gallery 【画像】行っても絶対後悔しない! 3選で紹介した温泉地を写真で見る(21枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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