2000年代の“フェラーリF1黄金期”を支えた「赤いベスパ」が高額落札 ミハエル・シューマッハ選手ゆかりの1台に注目
F1グランプリのパドック移動で使用するために作られた20台のうちの1台
2026年4月にモナコで開催されたRMサザビーズのオークションで、2001年式のピアッジオ「ベスパET4」スクーデリア・フェラーリ仕様が出品され、大きな注目を集めました。
一体どのようなモデルなのでしょうか。
ミハエル・シューマッハ選手は1991年にF1デビューを果たし、1996年にはベネトンからフェラーリへ移籍。以降2006年までスクーデリア・フェラーリに所属し、2000年から2004年にかけて前人未到のドライバーズタイトル5連覇を達成するなど、黄金時代を築き上げました。
そんなシューマッハは、サーキット内で無駄な時間を嫌うことでも知られていました。7度のワールドチャンピオンに輝いた彼は、レース以外の場面でも効率を重視していたといわれています。
そのためグランプリ開催中には、F1マシンとはまったく異なる乗り物でパドック内を移動する姿がたびたび目撃され、写真にも収められていました。

フェラーリはF1グランプリ用として、およそ20台の特別仕様スクーターを製作したとみられています。ベースとなったのはピアッジオ製「ベスパET4」で、車体はフェラーリを象徴するロッソカラーで仕上げられていました。
今回出品された車両は、フェラーリSpA名義でイタリア登録された1台です。走行距離はわずか2039kmで、2001年当時に発行されたスクーデリア・フェラーリ・マールボロのパドックパスも付属。さらに、2019年にピアッジオが発行した原産地証明書や、赤いビエッフェ製ヘルメットもセットとなっていました。
2001年式ピアッジオ「ベスパET4」スクーデリア・フェラーリの落札予想価格は1万5000ユーロから2万ユーロ(1ユーロ=186.7円換算で約280万〜373万円)とされていました。しかし実際には予想を大きく上回り、最終的に3万3600ユーロ、日本円で約627万円という高額で落札されています。
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