45年前の“ホンダの名車”を現代風にアレンジ! ボアアップされた6気筒エンジン搭載の「CBX1000改」を米国で発見 こだわりのカスタムバイクとは
排気量を1147ccへ拡大し足まわりを刷新した1981年式カスタム個体の詳細
2026年4月にアメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」に登場した個体は、1981年式のモデルをベースに「CBX-Tras」が2019年から製作を開始したカスタムバイクです。

エクステリアは、タンクやフロントフェンダー、独自に製作されたサイドカバーおよびテールセクションをキャンディグローリーレッドで塗装しており、深みのあるメタリック塗装が特徴となっています。
対照的に、フレームやエンジンケースなどの各部はサテンブラックのパウダーコートで仕上げられており、色のコントラストによって足まわりのメカニズムを際立たせる視覚効果をもたらしています。
また、足まわりは大幅に刷新されており、フロントにはスズキ「GSX-R1000」から移植された倒立フォークが採用されました。
リアにはドゥカティ「ハイパーストラーダ」から流用された片持ち式のスイングアームとモノショックが装着されており、ベース車とは異なる現代的なプロポーションを構築しています。
ホイールはスパークルシルバーに塗装されたドゥカティ製を採用しており、タイヤサイズはフロント120/70、リア180/55を選択しています。
ハンドルまわりでは、一体型のハンドルバーにバーエンドミラーを装着し、メーターパネルにはコーソー製の多機能デジタルメーターを配置しています。
シートにはアルカンターラを用いたシングル仕様のバンプシートが採用されており、細部にわたる素材選びにも独自性が反映されています。
そして、心臓部であるエンジンは、ボアを3mm拡大することで排気量を1147ccまで引き上げており、カムシャフトを含む内部部品も交換されています。
さらに、ケーヒン製の29mmCRキャブレターや大容量のオイルパン、2連式のオイルクーラー、イグニテック製のプログラム可能な電子制御点火システムを装備しています。
また、エキゾーストシステムはカスタムメイドのパイプにデルケビック製のマフラーを組み合わせており、6気筒特有の排気音を調整しています。
走行距離はカスタム完成後わずか15マイル(約24km)となっており、エンジン周辺や全体のコンディションは極めて良好に保たれています。
なお、今回のオークションでは14件の入札があり、最終的な入札額は1万6999ドル(日本円で約260万円から270万円前後)に達しましたが、出品者が設定した最低落札価格に届かなかったため、落札には至りませんでした。
※ ※ ※
今回出品された車両は、1980年代の歴史的な6気筒エンジンと現代の足まわりを組み合わせたカスタムモデルでした。
今回のオークションでは落札には至りませんでしたが、このような高度なカスタム個体がオークションに姿を現すことは、旧車文化とカスタム文化の根強い人気を証明するものといえます。
今後も国内外のオークション市場において、希少な6気筒エンジンを搭載した個体の動向に注目が集まりそうです。
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