「NATOストラップ」の由来を知ってる!? オメガとイギリス軍の関係で考える腕時計の楽しみ方とは
取り替えるだけで表情一新! お気に入りの時計が夏らしい1本に早変わり
毎日身につけているお気に入りの腕時計にも、少しだけ軽やかな表情を取り入れたくなる今の季節。品格の高さはそのままに、普段よりアクティブに装いたいーー
そんなリクエストに応えてくれる最適解のひとつが、ナイロンやレザー素材で仕立てられたNATOストラップです。
時計本体の裏にベルトを引き通して固定するこのストラップはどちらかといえばカジュアルな印象、また素材や色によってはミリタリー感の強いアイテムですが、現在では世界のトップメゾンが多種多様なバリエーションを展開。
高級時計に新たな愉しみを提供するアクセサリーとして広く親しまれています。
特に数多ある高級メゾンの中でも特別な存在といえるのがオメガ。ポリアミドやレザー、ポリエステルなど多彩な素材を駆使し、単色・ストライプなどシンプルなものから、あるいは国旗をモチーフにしたハッピーなマルチカラーデザインまでバラエティ豊かなラインナップを展開。
その日の装いや気分に合わせて時計の印象を大きく変え、より自分らしい1本へと変身させる純正ストラップの数々は、世界中のユーザーの支持を集めてきました。

歴史的な文脈からちょっと意外な名前の由来まで。思わず語りたくなるエピソードの数々
実のところオメガとNATOストラップの組み合わせが自然に感じられる背景には、イギリス軍との歴史的な結びつきがあります。
第二次世界大戦末期、イギリス軍に対して膨大な数の軍用時計を納入していたオメガ。当時使われていた腕時計は現在のような脱着式バネ棒ではなく、安全性を重視した固定式バーが採用されていました。
やがて戦争が終わると、イギリス防衛省では新たな軍用時計に関する規定“DEF-3スタンダード”を発表。
この規定では耐磁性・防水性・耐衝撃性のほかストラップの製造方法についても詳細に定められていましたが、1950年代初頭にこの規定を満たした時計をいち早く供給したのもまたオメガでした。
さらに欠かせないのが映画『007』シリーズの存在です。
1995年公開の『007 ゴールデンアイ』以降、すべての作品でジェームズ・ボンドはオメガの時計を愛用してきましたが、特に近年の作品では、NATOストラップ仕様のシーマスターがたびたび登場して、“オメガ×NATOストラップ”のイメージを後押ししています。

ちなみに、その名称から北大西洋条約機構(NATO)との関わりを想像しがちですが、これは1973年にイギリス軍で標準装備となったストラップに付与されたNATOストックナンバー(NATO加盟国などの軍需物資に割り当てられる13桁の数字からなる識別番号)に由来しており、NATOがストラップ開発に直接携わっているわけではないのだそう。
このように、長い時間をかけて幸福な関係性を育んできたオメガとNATOストラップには、思わず語りたくなるエピソードがたっぷり。
新たなタイムピースを迎えるべく検討中の方はもちろん、すでに愛用している時計がある人も、ウォッチに新たな表情を吹き込む自分だけの1本との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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