10年前なのに走行293キロ!? 新車同様のマクラーレン「P1」を発見 総合916馬力の“ハイパーカー三銃士”の1台 気になる落札予想価格とは
0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は350km/h
まるで「タイムカプセルから出てきた」とでも言いたくなるようなマクラーレンP1が、2026年10月にベルギーで開催されるブロードアロー・オークション主催の「ザウテ・コンクールオークション2026」に登場します。
注目は、そのコンディションです。
2015年式のマクラーレンP1でありながら、走行距離はわずか293km。新車から1オーナーで所有され、雨天では一度も走行していないとされる個体で、ブロードアローによれば「新車同様」の状態を保っています。
しかも、単に走行距離が少ないだけではありません。2026年にもメンテナンスが行われ、高電圧バッテリーについても状態を確認済み。さらに新車時からの書類や付属品なども残されており、コレクターズカーとして非常に魅力的な条件が揃っています。
マクラーレンP1は、2010年代を代表するハイパーカーの1台です。生産台数はわずか375台。フェラーリ「ラ フェラーリ」、ポルシェ「918スパイダー」とともに、いわゆる「ハイパーカー三銃士(Holy Trinity)」の一角を担ったモデルとして知られています。

パワーユニットは、3.8リッターV型8気筒ツインターボに電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド。
最高出力は合計916馬力、最大トルクは900Nmに達し、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は350km/hに達します。
F1で培われた技術をロードカーへ落とし込んだこともP1の大きな特徴で、カーボンファイバー製モノコックや高度なエアロダイナミクスなど、当時としては極めて先進的なメカニズムが投入されました。
今回出品される個体は、ストームグレーのボディに、カーボンファイバー製エアロパーツや「ステルスパック」などのマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)オプションを装備。ブラックのアルカンターラ内装やカーボンファイバー製レーシングシートなど、P1らしい硬派な仕様となっています。
そして注目したいのが、その落札予想価格です。予想落札価格は140万~180万ユーロ。日本円にすると、1ユーロ=約185円で単純換算した場合、およそ2億5900万~3億3300万円というレンジになります。
もちろん、これだけの金額となれば、単に「P1だから高い」という話ではありません。
375台しか存在しない希少性に加え、約10年以上が経過しているにもかかわらず、走行わずか293kmという驚異的なコンディション。そして新車時からの履歴や付属品まで揃っていることが、この個体の価値をさらに押し上げています。
ハイパーカーは、走らせてこそ価値があるという考え方もあります。しかし、このP1に関しては、ほとんど走っていないことそのものが大きな魅力。2015年の姿をそのまま閉じ込めたような「タイムカプセル」が、いったいどこまで評価されるのか。今回のオークションでは、その落札価格にも大きな注目が集まりそうです。
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