「稚内は遠すぎる」は思い込み!? 羽田を出発して 1泊2日でも“最北の街”を満喫するための「旅の掟」とは
公共交通機関だけに頼って観光するのは難しい
さて、宗谷岬でぜひ訪ねていただきたいのが、「道道889号」と「白い道」です。

道道889号は、晴れた日にはさまざまな緑が織りなす宗谷丘陵の起伏と青い空、水平線までつながる海を満喫できます。それに続く白い道は、帆立貝の貝殻を敷き詰めた道路で、牧草の緑とのコントラストが見事です。
これらの道はトレッキングのコースとしても案内されていますが、歩き通すにはかなりの時間がかかり、昼からのスタートでは最終バスに間に合いません。そうした意味でも、レンタカーがおすすめです。
またレンタカーであれば、稚内市から南に下った豊富町にある「サロベツ原生花園」に足を運ぶのも容易です。
ここは東京ドーム約1400個分にあたる約6700ヘクタールという広大な湿原で、「ビジターセンター」から木道を歩くと、地平線まで続く湿原を見渡すことができます。また晴れた日には西に利尻島の主峰「利尻岳」を望む景勝地でもあります。次回は高山植物が鮮やかな花を咲かせる6月から8月にかけて、再訪したいと思いました。
なお豊富町では、世界的にも珍しい原油成分を含んだ温泉を楽しむこともできます。日帰りであれば、「町営温泉入浴施設 ふれあいセンター」がおすすめです。アルカリ泉とも違う“ぬるり”とした泉質は、ここならではのものでした。

さて、北海道と言えば、やはりグルメも見逃せません。ただ稚内駅の周辺はどちらかというと“観光客の街”で、飲食店もそうした観光客をターゲットにしたお店が目立ちます。
もうひとつの街の中心は南稚内駅の周辺に広がっており、日本の他の地方都市と同じく、主要道路沿いにロードサイドの飲食店がちらほらとあります。
今回訪ねたのは、地元客から人気を集める“日本最北の回転寿司”「花いちもんめ」です。こちらは回転寿司といっても、北海道の他の有名チェーンと同じく、注文して握ってもらうスタイルです。ひと皿あたりの価格はやや高めですが、新鮮なネタは大ぶりで、満足感があります。クルマでの訪問だったため、アルコールなしでの食事でしたが、お腹いっぱいに食べてお会計は3000円弱。内容を考えたら、かなり割安感があったと言えるでしょう。
このように“遠い稚内”ですが、乗り継ぎの飛行機とレンタカーの利用で、1泊2日でも十分に満足できる旅行となりました。
なお気候のいい時期、つまり5月から9月の稚内は、航空運賃も高騰し、ホテルも希望の日程ではとりづらくなります。早めに計画を立て、航空運賃が割安、もしくはマイルでの特典航空券が取りやすいうちに手配をすすめるといいでしょう。
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