「稚内は遠すぎる」は思い込み!? 羽田を出発して 1泊2日でも“最北の街”を満喫するための「旅の掟」とは
あえて新千歳空港で乗り継ぐ経由便を利用するのも“手”
北海道は、沖縄県と並び、人気の観光地です。
しかしその北海道でも、大都市札幌が位置する道央、雄大な大自然やグルメが楽しめる帯広や釧路などの道東、情緒ある街並みで知られる函館のある道南などと比べ、道北はやや影の薄い存在です。
とくに最北の都市、稚内は、物理的な距離が遠いこともあり、北海道に複数回足を運んでいても、まだ訪ねたことがないという人が多いのではないでしょうか。
今回、実際に東京から稚内を訪ねた筆者が、自身で体験した稚内の魅力と旅のTIPSをお伝えしたいと思います。
東京から稚内へは、ANA(全日空)が羽田空港と稚内空港を結ぶ直行便を、1日1往復設定しています。
ただこの直行便は、往路が羽田10時55分発〜稚内12時45分着、復路が稚内13時30分発〜羽田15時30分発(いずれも2026年10月現在)というダイヤです。
そのため1泊2日の旅程では、初日は昼食をとったらもう午後の遅い時間です。そして2日目は、昼食後早々に空港に向かう必要があり、観光を楽しむには十分な時間はありません。
1泊2日の旅程でのおすすめは、あえて新千歳空港で乗り継ぐ経由便の利用です。

往路は新千歳10時15分発〜稚内11時10分着、復路は稚内17時発〜新千歳17時55分着の便を利用できるよう、羽田〜新千歳間の便を組み合わせれば、初日は昼食をとったあとに十分な時間がありますし、2日目も夕方まで観光が可能になるのです。
そしてここでぜひ利用したいのが、ANAの特典航空券です。
稚内空港に乗り入れているのはANAのみで、JAL(日本航空)と競合する旭川空港や帯広空港に比べ、航空券の価格はやや高めです。しかし特典航空券であれば、必要マイル数は距離に応じて決まるため、羽田〜稚内路線は“割安感”があるのです。
しかも羽田〜稚内間の特典航空券は直行便でも経由便でも必要マイル数は同一なので、より多くマイル数がかかることはありません。
さて、稚内空港からの観光の足ですが、これは間違いなく「レンタカー一択」でしょう。
稚内空港から稚内の市街地にある「稚内駅前ターミナル」までは、空港連絡バスが約30分で結んでいます。運賃は800円と、リーズナブルです。しかしそこから先の観光を考えると、移動が不自由になるのです。
たとえば地図で「稚内市街地のちょっと北」に見える日本最北端の地「宗谷岬」も、じつは市街地から約30kmも離れています。
稚内駅前ターミナルからは約50分で、1日4便しか設定がありません。稚内空港からバスで稚内駅前ターミナルに向かい、13時30分発の便を利用して宗谷岬に着くのが14時20分、宗谷岬から稚内駅前ターミナルに戻るには15時20分発のバスが最終バスで、稚内駅前ターミナルに着くのは16時18分です。
つまり「宗谷岬をわずか1時間観光するだけ」で、初日はすぐ夕方になってしまうのです。さらに運賃も往復で2880円と、けっして安くはありません。
しかしレンタカーを稚内空港で11時30分に借り出せば、12時には宗谷岬に着けます。1時間観光しても13時で、そこから昼食をとっても、さらに観光に充てる時間は十分です。
公共交通機関で稚内市街を目指すのは、フェリーに乗り継いで利尻島などの離島へ移動する場合だけと考えるといいでしょう。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】