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21年前のモデルなのに走行570キロ! ビッカビカの“黄色いランボ”がオークション登場 極上オープン「ムルシエラゴ」の価値は?

 21年前に登場したランボルギーニが、まるで新車のようなコンディションでオークションに登場します。

 RMラザビーズが2026年10月31日に開催する「ザ・ロンドンオークション」に出品するのは、2005年式のランボルギーニ「ムルシエラゴ・ロードスター」です。

 注目すべきは、その走行距離。カタログ作成時のオドメーターは、わずか570km。約21年の歳月を経ているにもかかわらず、ほとんど走っていない極上個体なのです。

 しかもボディカラーは、いかにもランボルギーニらしい鮮やかな黄色「Giallo Orion(ジアッロ・オリオン)」です。ブラックの「Nero Perseus」レザーインテリアにイエローのステッチを組み合わせており、写真を見るだけでも強烈な存在感を放っています。

英国ロンドンで開催されるオークションに出品予定の2005年式のランボルギーニ「ムルシエラゴ・ロードスター」Neil Fraser(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
英国ロンドンで開催されるオークションに出品予定の2005年式のランボルギーニ「ムルシエラゴ・ロードスター」Neil Fraser(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 ムルシエラゴは、1990年代から2000年代にかけてランボルギーニのフラッグシップを務めた「ディアブロ」の後継モデルとして2001年に登場しました。

 デザインを手がけたのは、のちにランボルギーニのデザイン部門を率いることになるルク・ドンカーヴォルケ。鋭いウェッジシェイプにシザードアを備えたスタイリングは、まさに2000年代ランボルギーニを象徴するものでした。

 今回のロードスターは、そのムルシエラゴのオープンモデルです。6.2リッター自然吸気V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力は580馬力。トランスミッションは6速の「E-Gear」と呼ばれるシングルクラッチ式AMTを組み合わせています。

 巨大な自然吸気V12を味わえる“アナログ・スーパーカー”であることも、このクルマの大きな魅力でしょう。

 さらに興味深いのが、その来歴です。新車時にはドイツ・フランクフルト近郊にあった著名な「ロッソ・ビアンコ・コレクション」のために購入された個体。コレクションオーナーのピーター・カウス氏が、ムルシエラゴ40周年記念モデルとともに注文した1台だったといいます。

 2014年までカウス氏のもとで保管された後は、イタリアの専門業者によってメンテナンスされながら保管。2017年からは英国で登録され、2026年5月にはランボルギーニを得意とするカレラスポーツというショップで整備を受けています。6月の英国車検でも初回で合格しており、単に走行距離が少ないだけでなく、現在も良好な状態が維持されています。

英国ロンドンで開催されるオークションに出品予定の2005年式のランボルギーニ「ムルシエラゴ・ロードスター」Neil Fraser(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
英国ロンドンで開催されるオークションに出品予定の2005年式のランボルギーニ「ムルシエラゴ・ロードスター」Neil Fraser(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 では、気になる価値はどうでしょうか。

 今回の予想落札価格は45万~65万ポンド。日本円にすると、おおよそ9000万円台から1億3000万円台という非常に強気なレンジです。

 ムルシエラゴ・ロードスターとしては決して一般的な価格ではありませんが、「570km」という驚異的な低走行距離に加え、鮮やかな純正イエロー、著名コレクション由来という来歴、そして自然吸気V12を搭載した初期型ロードスターという条件を考えれば、コレクターズカーとしての評価が一気に高まるのも納得できます。

 21年前のランボルギーニとは思えないほどピカピカのボディに、いまや貴重になった自然吸気V12。そして570kmしか走っていないという“タイムカプセル”のような存在。果たしてこの黄色いムルシエラゴ・ロードスターに、どこまでの値が付くのでしょうか。

Gallery 【画像】超かっこイイね! 新車同様のランボルギーニ「ムルシエラゴ・ロードスター」を見る(22枚)

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