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英国向け右ハンドルは9台のみ! 32年前の“限定ランボ”をオークションで発見 ブルネイ王室に納車された白い「ディアブロSE30」とは

後輪駆動化して180kg軽量化した150台限定の「SE30」

 いまから32年前、1994年に登場したランボルギーニが、英国ロンドンで開催されるオークションに姿を現します。

 RMサザビーズ主催の「ザ・ロンドンオークション2026」に出品されるのは、1994年式のランボルギーニ「ディアブロSE30」です。

 何より注目したいのが、その希少性。ディアブロSE30はわずか150台しか生産されておらず、そのうち右ハンドル仕様は25台。そして英国向けに供給されたのは、わずか9台です。今回の個体は、その9台のうちの1台なのです。

2026年10月に英国ロンドンで開催されるオークションに出品予定の1994年式ランボルギーニ「ディアブロSE30」Logan West(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
2026年10月に英国ロンドンで開催されるオークションに出品予定の1994年式ランボルギーニ「ディアブロSE30」Logan West(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 しかも、さらに驚くべき特徴があります。

 ボディは「ビアンコ・インパクト」という白、インテリアは「ブルー・アルカンターラ」という組み合わせ。このカラーリングで仕上げられたSE30はわずか4台で、そのなかで右ハンドルなのは今回の個体だけ。つまり150台の限定モデルのなかでも、かなり特別な1台といえます。

 ディアブロSE30は、ランボルギーニ創立30周年を記念して1993年に発表されたスペシャルモデルです。

 ベースとなったディアブロの5.7リッターV型12気筒エンジンに、専用の燃料システムやマグネシウム製インテークマニホールド、フリーフローエキゾーストなどを採用し、最高出力は525馬力にまで引き上げられました。

 さらにSE30の特徴は、速くするために「足した」のではなく、「徹底的に削った」こと。カーボンファイバー製ボディパネルを採用したほか、エアコンやパワーステアリング、電動ウインドウなどを省略。4WDだったディアブロVTに対して後輪駆動とし、約180kgもの軽量化を実現しています。

 車重は1428kg。0-60mph加速は約4秒、最高速度は200mph(約322km/h)に達したとされます。現代のスーパーカーとは違い、電子制御に頼らず、まさに「公道を走れるレーシングカー」と呼ぶにふさわしい存在でした。

2026年10月に英国ロンドンで開催されるオークションに出品予定の1994年式ランボルギーニ「ディアブロSE30」Logan West(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
2026年10月に英国ロンドンで開催されるオークションに出品予定の1994年式ランボルギーニ「ディアブロSE30」Logan West(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 そして今回の個体をさらに特別なものにしているのが、その来歴です。

 新車時のオーナーは、なんとブルネイ王室。1995年6月26日にサンタアガタ・ボロニェーゼの工場で完成し、英国を経由してブルネイへ渡りました。その後、2000年代初頭にニュージーランドの著名な自動車コレクター、サー・コリン・ギル トラップの手に渡ります。

 2006年には現在のオーナーが購入。その時点での走行距離は約2890kmでした。その後は走行を抑え、保管しながら正規ディーラーのランボルギーニ・オークランドでメンテナンスを継続。現在の走行距離も1万2396kmにとどまります。2026年3月にもオイル、フィルター、ブレーキフルードの交換を受けています。

 気になる予想落札価格は120万~160万ポンド。日本円では、おおよそ2億円台前半から2億円台後半という非常に高額なレンジです。

 150台しか存在しないディアブロSE30。そのなかでも右ハンドルは25台、英国向けは9台、そしてこの白×青仕様の右ハンドルは世界で1台だけ。さらにブルネイ王室に納車されたというストーリーまで備えています。

 32年前の“限定ランボ”が、いったいどこまで評価されるのか。今回のオークションは、ディアブロSE30の現在の価値を占う意味でも、大いに注目されそうです。

Gallery 【画像】超かっこいい! 限定ランボ「ディアブロS30」を見る(27枚)

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