VAGUE(ヴァーグ)

予想価格は19億円超え!? メーカー開発車として活躍した「黄色いフェラーリ」に超高額予想 「デイトナSP3」が“新車の数倍”に跳ね上がる理由とは

フェラーリが広報・メディア向け試乗車として保有

 フェラーリが誇る限定スーパーカー「デイトナSP3」が、驚きの価格で落札される可能性が出てきました。

 RMサザビーズが2026年のロンドンオークションに出品する2022年式の個体には、750万~950万ポンド(約15億~19億円)という高額な予想落札価格が設定されています。

 新車時の価格を大幅に上回るこの1台には、いったいどのような価値があるのでしょうか。

オークションに出品予定の2024年式フェラーリ「デイトナSP3」Alex Penfold(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品予定の2024年式フェラーリ「デイトナSP3」Alex Penfold(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 デイトナSP3は、フェラーリの特別限定シリーズ「イコーナ」の第3弾として2021年に発表され、2022年に公開されたモデルです。1960年代のレーシングプロトタイプをモチーフとしたデザインが特徴で、車名は1967年のデイトナ24時間レースでフェラーリが達成した1-2-3フィニッシュに由来します。

 パワーユニットは、排気量6.5リッターの自然吸気V型12気筒エンジン。ハイブリッドシステムを搭載せず、最高出力829馬力を発生します。
 
 7速デュアルクラッチトランスミッションを介して後輪を駆動し、0-100km/h加速は2.85秒。電動化が進む時代に、純粋な内燃機関の魅力を追求したスーパーカーです。

 生産台数は顧客向けの599台。新車時の価格は約200万ユーロ(当時の為替レートで約2億6000万円)とされ、購入できるのもフェラーリが選んだ限られた顧客に限られていました。

 今回出品される個体の価値をさらに高めているのが、その来歴です。

 2022年6月に左ハンドル仕様の開発車両として完成し、フェラーリが自社の広報・メディア向け試乗車として保有。『モータースポーツマガジン』や『カー アンド ドライバー』『ロード&トラック』といった自動車メディアの試乗記に加え、英国の人気自動車番組『トップ・ギア』にも登場しました。

 ボディカラーは3層塗装の特別色ジアッロ・トリプロ・ストラートで、インテリアにはロッソ・フェラーリのレザーを採用。カーボン製ルーフや下部ボディパネル、エアブラシ仕上げのスクーデリア・フェラーリのシールドなど、特別な仕様も魅力です。

オークションに出品予定の2024年式フェラーリ「デイトナSP3」Alex Penfold(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's
オークションに出品予定の2024年式フェラーリ「デイトナSP3」Alex Penfold(c)2026 Courtesy of RM Sotheby's

 2025年3月にフェラーリから初の個人オーナーへ渡り、出品時の走行距離は2948マイル(約4743km)。つまり、単なる低走行車ではなく、メーカーの開発車両としての履歴と、世界の自動車メディアを魅了してきた実績を持つ個体なのです。

 デイトナSP3自体の希少性に加え、フェラーリの歴史を物語る特別な来歴が、今回の高額予想につながっていると考えられます。新車価格の数倍という評価が、実際のオークションでどこまで現実になるのか注目されます。

Gallery 【画像】超カッコいい!フェラーリ「デイトナSP3」を写真で見る(22枚)

VAGUEからのオススメ

前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】

前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】

RECOMMEND