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日本で生まれ、海を渡った“フルカウル・スーパースポーツ”! 38年前のヤマハ「FZR400」が米国オークションに登場 どんなバイク?

サーキット最速を追い求め、当時の新技術を宿したFZR400

 2026年9月、アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」にて、1988年式のヤマハ「FZR400」が落札されました。

 FZR400(3EN型)は、日本国内市場において400ccレーサーレプリカブームを牽引したヤマハの高性能スポーツモデルです。

 前モデルから全面的なフルモデルチェンジを行い、量産市販車として世界初となる排気デバイス「EXUP(エグザップ)」を搭載。中低速の扱いやすさと超高回転域の圧倒的なパワーを両立した先駆けとして大きな存在感を示しました。

 当時の400ccクラスにおいて、サーキット最速を目指す本格的なメカニズムを惜しみなく投入し、レーサーレプリカの進化を大きく加速させたという歴史を持つ一台です。

米国オンラインオークションに出品、落札された1988年式ヤマハ「FZR400」
米国オンラインオークションに出品、落札された1988年式ヤマハ「FZR400」

 今回出品された個体は日本で新車として販売され、2017年に出品者が入手する前にアメリアへ輸入されたモデルです。

 外観は、鮮烈なイエローをベースにブラックとホワイトをあしらったスポーティなカラーに塗り替えられています。フルカウルのボディは補修を受けたうえで、ヤマハの「スピードブロック」を取り入れたレーシングスタイルに仕上げられました。

 装備としては、Zero Gravity製のクリアウインドスクリーンや前後シート、カウルマウント式ミラー、フロントウインカー、デュアルヘッドライトなどを備えています。また、車体にはアルミ製のデルタボックスフレームが採用されています。

 ホイールはフロント17インチ、リア18インチの3本スポークタイプで、Shinko製「Podium」タイヤを装着。足まわりには、Race Tech製Gold Valveエミュレーターを組み込んだフロントフォークと、プリロード調整式モノショックを採用しています。

 ブレーキまわりも変更されており、EBC製フロントディスクやヤマハ製4ピストンキャリパー、Nissin製フロントマスターシリンダー、ステンレスメッシュホースが装着されています。

 計器類には、時速190kmまで刻まれたスピードメーターと、1万4000回転からレッドゾーンとなるタコメーター、水温計を配置。メーター内の照明はLEDへ交換されています。

 走行距離を示す5桁のオドメーターは約3万4000kmを表示しており、このうち約9000kmが現在の出品者によって走行されました。

 搭載されるエンジンは、水冷399cc DOHC並列4気筒です。4基の32mmミクニ製キャブレターと4-into-1エキゾーストシステムを組み合わせ、最高出力は60馬力とされています。トランスミッションは6速で、ドライブチェーンを介して後輪へ動力を伝えます。

米国オンラインオークションに出品、落札された1988年式ヤマハ「FZR400」
米国オンラインオークションに出品、落札された1988年式ヤマハ「FZR400」

 出品者が取得した後には、バルブクリアランスの調整やエンジンオイル、フロントフォークオイルの交換を実施。さらにEXUPサーボモーターや燃料ホース、スパークプラグ、タイヤ、フォークシールなども交換されています。

 そのほか、Black Widow製スリップオンマフラーや予備のキャブレター、取り外された純正ブレーキ部品なども付属しています。

 なお、今回のオークションでは16件の入札を集め、最終的に3700ドル(約58万円)で落札されました。

Gallery 【画像】いつ見てもやっぱりカッコいいよね! 38年前の「FZR400」を写真で見る(20枚)

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