「ディフェンダーの限界を白馬で体験」次はオーバーランダーでキャンプに行きたい!
人工的にディフェンダーの凄さを体感してみる
次にチャレンジした試乗イベントは、ツインテラポッドである。ヨーロッパ映画にでも出てきそうな、移動遊園地のアトラクション的雰囲気を漂わせており、実は会場入りしたときから気になっていたのだ。もはやアトラクションと呼びたくなる出で立ちである。これはまだ未体験であった。
●絶叫マシンはニガテでも、これなら大丈夫
ツインテラポッドの仕組みは次のようなもの。まずスロープを登り、高さ5mのピーク手前でストップ(このスロープをやすやすと登ることもスゴイことだったりする)。するとクルマを載せたスロープがピークを支点にしてせり上がり、反対側のスロープとなだらかにつながったところで、そのスロープを下るというもの。文字にすると想像しづらいが、写真をご覧いただければその構造と仕組みは一目瞭然だろう。
実際にインストラクターの運転するディフェンダーの助手席で体感してみる。まずスロープを登るのだが、フロントガラスの景色はまるで空に向かっているよう。しかし、この光景はランドローバー車ではすでに何度も経験済み。それほど驚くことではない。
完全にリアタイヤがスロープに載ったあたりでストップ。すると、ゆっくりと角度が変化していく。まるでジェットコースターで最初のスロープに登っていくときの感覚だ。ただし、下り坂になっても一気に位置エネルギーを開放して落下することはない。だから、もはやシートに座っているというよりも両足で立って踏ん張っているような姿勢になってしまう。
このときの最大傾斜角は43度。日常ではまず、クルマを運転していて経験することのない急な下り坂である。ゆっくりとスロープを下るだけなのだが、なかなかスリリングで楽しめる“アトラクション”である。
さて、ツインテラポッドで体感できる、分かりやすいディフェンダーの主な機能は次のふたつ。
まず、幅の狭いスロープを登る際になくてはならないのが、「3Dサラウンドカメラ」だ。左右の前輪をリアルタイムにモニタリングできるので、フロントタイヤがスロープを踏み外すことなく、またピークの手前に到達したことを視覚的に確認できる。
次に体感できるのが、下り坂での「ヒルディセントコントロール」だろう。ジェットコースターのように一気にスロープを駆け下りるのではなく、一定速度で危なげなく下ってくれるのは、このヒルディセントコントロールのおかげである。
ランドローバー車での急勾配の下り坂を降りる経験は、こちらもリアルなオフロードで何度も経験済みだが、ツインテラポッドの方が視覚的にも恐怖感が味わえて、なかなかにスリリング。どこかのイベントでツインテラポッドを見かけたら、ぜひ体感することをオススメします。
●ディフェンダーで冒険に出かけたい!
イベント会場には、数台のデモカーが並んでいたが、もっとも気になった2台を紹介しよう。ひとつは、ルーフテントを装備した本格的オーバーランダー仕様。
担当者に概要を聞くと、いま巷でよく見かけるABS樹脂やポリエステルと違い、アルミ製のハードシェルを採用しているので、本当に過酷な状況(砂漠や寒冷地など)でも耐えられる仕様とのこと。その意味では真のオーバーランダー仕様といえるだろう。
もうひとつは、純正アクセサリーのインフレータブルウォータープルーフオーニング。海水浴やデイキャンプで活躍しそうだ。同じく純正アクセサリーのポータブルシャワーシステムと合わせるといいだろう。
ディフェンダーだと、アウトドアでの活用が色々浮かんできて、それだけで気分も上がる。
* * *
ミニテラポッド・バンクは今回キャンセルして、最後にラリードライバーでもある三好秀昌氏のドライブでのオフロードタクシーを満喫して、この日のエクスペリエンス型イベントは終了。
白馬までディフェンダーをドライブしたことも含めて、ランドローバーと濃密な時間を過ごすことができた1日だったが、実はこのイベントに参加したオーナーの方たちとの交流が、もっともランドローバーの懐の深さに触れた瞬間だったかもしれない。というわけで、ランドローバー上級オーナーはいずれ紹介するのでお楽しみに。
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