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気鋭のアート作品が集まった松本市の名建築とは? 2022年冬「マツモト建築芸術祭」に注目

歩いて巡りたい! アートが集まった松本の名建築とは

 松本市といえばセイジ・オザワ松本フェスティバルなど音楽の祭典でも知られる、アートと寄り添う文化都市であり、なにより北アルプスをはじめ美しい山々に囲まれた山岳都市。清らかな空気や信州そばをはじめとするグルメも魅力だ。

 今後は、順次、公式サイトで情報が更新されていくという。この冬は、松本に足を運んでみてはいかがだろう。

松本市内に点在する国宝や重要文化財をはじめとする全20か所の歴史的建築を会場とし、それぞれの建物にアーティストの作品が展示される。街を巡りながら、名建築と気鋭のアーティストの作品を堪能したい
松本市内に点在する国宝や重要文化財をはじめとする全20か所の歴史的建築を会場とし、それぞれの建物にアーティストの作品が展示される。街を巡りながら、名建築と気鋭のアーティストの作品を堪能したい

 では、どのような建築とアートの展示会場となっているのだろうか。一部入場不可となってしまっているが、代表的な建築を紹介しよう。

●旧開智学校
松本城とならび松本市を代表する国宝の建築物。1876年(明治9年)に長野県松本市中央に建てられた小学校で、その後、市内の開智に移築された。明治時代初期の擬洋風建築だ。展示するアーティストは「中島崇」。

●旧第一勧業銀行松本支店
松本城のすぐ近くにある曲線形状をしたアーチが特徴的な「旧第一勧業銀行松本支店」。昭和12年(1937)建てられ、現在は「松本丸の内ホテル」、ブライダル施設の「アルモニービアン」となっている。展示するアーティストは「中島崇」。

●まつもと市民芸術館
平成16(2004)年に長野県出身の世界的建築家、伊東豊雄氏の設計で建てられた、舞台芸術のためのホールを備えた文化施設。第47回BCS賞を受賞しているほか、音響家が選ぶ優良ホール100選に選ばれている。展示するアーティストは「井村一登」。

●下町会館
昭和3年に建てられた木造3階建ての看板建築。解体が決まっていたがこの街並みになくてはならいものとしてファサード部分の保存が決まり、貸室などを備えた下町会館としてリニューアルされた。展示するアーティストは「土屋信子」。

●レストランヒカリヤ
130年以上前に建てられた松本の名門商家『光屋(ひかるや)』をリノベーションし、現在はフレンチや和食を提供する「レストランヒカリヤ」として生まれ変わっている。漆喰の蔵や水が湧き出る中庭など見どころある歴史的建造物。展示するアーティストは「石川直樹」。

●松本聖十字教会(入場不可)
松本城近くにある明治32年 に宣教師のF.W.C.ケネディ師等によって建築された木造の教会。赤色瓦を屋根や鐘塔が特徴となっている。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、内部への入場が不可となっている。

●マツモト建築芸術祭プログラム

■2月4日(金)
まつもと市民芸術館 マツモト建築芸術祭 パブリックプログラム
岳都 松本×カトマンズ 姉妹都市企画
石川直樹「カトマンズとヒマラヤの旅」
・時間:15:00-16:30
・会場:ヒカリヤニシ
・入場料:無料
・定員:20名
マツモト建築芸術祭の会場のひとつである古民家を改装したレストランヒカリヤで、石川直樹の作品を展示。石川直樹が松本とゆかりの深いカトマンズ、ヒマラヤの旅を語るイベント。

■2月13日(日)
まつもと市民芸術館 マツモト建築芸術祭 パブリックプログラム
「伊東豊雄× おおうちおさむ(マツモト建築芸術祭総合プロデューサー)×齊藤忠政(明神館)」トークセッション
・時間:14:00-15:30
・会場:まつもと市民芸術館
・入場料:無料
・定員:100名
まつもと市民芸術館の設計を担当した日本を代表する建築家、伊東豊雄とマツモト建築芸術祭の総合ディレクターおおうちおさむ、そして扉温泉明神館の代表である齊藤忠政が、建築、街、松本、未来について語り合う。その他のイベント情報は、公式ホームページで随時公開予定。

●Information
マツモト建築芸術祭
旧開智学校(長野県松本市開智2丁目4-12)ほか、松本市内十数か所。2022年1月29日−2月20日。会期中無休。無料。
https://maaf.jp/

石川直樹「カトマンズとヒマラヤの旅」
https://maaf.jp/information/4238

「伊東豊雄× おおうちおさむ(マツモト建築芸術祭総合プロデューサー)×齊藤忠政(明神館)」トークセッション
https://maaf.jp/information/4216

Gallery 【画像】気鋭のアートが鑑賞できる名建築を見る(12枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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