マクラーレン「F1」と同じシートレイアウトの電動トラックが1500台も大量生産! 欧州最大の運送業者が発注するワケとは
3シーターで実用性に優れたトラックの装備とは
独特なエクステリアデザインに目を奪われがちなボルタ・ゼロだが、実はよく考えられている。従来の既存トラックのようにフロントシート下にはエンジンがないため、ドライバーや乗員の着座位置がグッと下げられ、ドライバーのアイポイントは180cmと低く設定されている。
ハンドルが中央に設置された3人乗車で、ドライバーの左右に1名ずつ乗員が座るレイアウトとなっている。これによりドライバーの視界は220度と広く、死角を最小限に抑えている。

●航続可能距離は150キロと200キロ
従来のドアミラーに代わるリアビューカメラや上空から見たような映像を表示してドライバーに周囲の状況を伝える360度カメラ、先進運転支援システム(ADAS)など、安全装備は最新鋭のものを採用している。
自動運転技術については言及されていないが、法整備や安全性が整えば、アドオンされることは想像に難しくない。
バッテリーはサイクル寿命が長く安全性の高いリン酸鉄系のリチウムイオンを採用し、その容量は150kWh(航続距離150km)と225kWh(航続距離200km)を設定。最高速度は90km/h、最大積載量は8600kgと公表している。
配送トラックは、ほとんどルートを変更されることがないため、充電インフラさえ確保できれば排出ガスの低減に大きく寄与するだろう。車両価格は明らかになっておらず、既存のトラックとの耐久性や維持費でどれくらいの違いがあるのか、気になるところだ。
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