「6枚刃ヘッドってデカくない!?」最新の電動シェーバーが“なぞるだけ”でアゴ下のくせヒゲを剃り上げる秘密とは
5枚刃と比べて肌への負担を約10%軽減
外刃の面積が広がった“新6枚刃システム”は、肌へのやさしさという点においても5枚刃などの従来型シェーバーを上回る。
「電動シェーバーをお使いの方は、剃り残しを防ごうとしてどうしても肌に強く押し当ててしまうケースが見受けられます。その際、2枚刃や3枚刃のモデルは肌にかかる圧力が強くなり、結果的に肌を傷めてしまいがちです。
電動シェーバーは外刃が取り込んだヒゲを内刃で刈るという構造になっていますが、肌への圧力が強くなると、どうしても内刃が皮膚に当たりやすくなるのです。その点“新6枚刃システム”は外刃の面積が大きい分、肌にかかる圧力が分散され、5枚刃と比較した場合に肌への負担を10%ほど低減させることができました」(山本さん)
確かに、同じ個所に何度も繰り返して刃を当てると肌がヒリヒリしがち。しかし本機は1回のストロークで長いくせヒゲまでしっかり剃れるため、肌にやさしい印象だ。
また、ヘッド部分が5つの方向に動き、360度全方位にスイングすることで顔の形状にフィットする“密着5Dヘッド”や、内刃と外刃が上下に大きく浮き沈み、肌へソフトに密着する“密着フロート刃機構”など、本機に採り入れられた新機構もやさしいシェービングをサポートしている。
●外刃の穴の状態を匠の眼で全数チェック
このように、従来モデルを凌駕するやさしく確実な未体験シェービングを実現した「リニアシェーバー ラムダッシュ 6枚刃」だが、その外刃をあらためて眺めると、“フィニッシュ刃”と“くせヒゲリフト刃”には無数の細かい穴が規則正しく空けられていることに感心させられる。
刃に用いられる素材は、刃物で広く利用される“安来鋼(やすきはがね)”というステンレスを元にした高強度のオリジナル鋼だ。そんな鋼材を最薄部が41マイクロメートルという極薄のシート状にし、プレス加工によってヒゲを取り込むための子細な穴を開け、さらにそれを3D形状に曲げることでそれぞれの刃を生み出している。
「実は『ラムダッシュ』の製造工場には“匠”と呼ばれる社員がいて、すべての刃にきちんと穴が空いているかどうかを調べる開口検査をおこなっています。穴の空いたシート状のオリジナル鋼をベルトコンベアで流し、拡大鏡を使って不良品がないかどうか、全数をひとつひとつ匠の目でチェックしているんです」(山本さん)
髪の毛の100分の1という精度で外刃の出来栄えを見極める、まさに匠のワザ。そこに、1955年誕生の電動シェーバー1号機から培われてきた優れた技術力と、歴史に裏打ちされたノウハウや発想力が加わることで、「リニアシェーバー ラムダッシュ 6枚刃」は未体験シェービングを実現できたのだ。
●製品仕様
■リニアシェーバー ラムダッシュ 6枚刃 ES-LS9AX
・価格:オープン価格
・サイズ:高さ172×幅72×奥行き59mm
・質量:約220g
・付属品:USB充電ケース、全自動洗浄充電器、専用オイル、掃除用ブラシなど
page
- 1
- 2