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誕生から半世紀! テクニクスのターンテーブル「SL-1200」が音にこだわるDJから高く評価される理由

DJカルチャーとともに歩んできた50年

 50周年を迎えた「SL-1200」シリーズでもっとも際立つのが、ダイレクトドライブ方式を採用している点だ。同方式は、ターンテーブルの中央直下にモーターを搭載する仕組みで、“直接駆動”式といった方がわかりやすいかもしれない。

 なぜその機構が際立つのか? それは、レコードプレーヤーの機構として主流となっているのが、ターンテーブルとは異なる軸上にモーターを配置し、その駆動力をベルトで伝えるベルトドライブ方式だからだ。

コアレス・ダイレクトドライブ・モーターは、専用開発のアルミダイカストとラバーを貼り合わせた2層構造のプラッターと合わせてチューニング。歴代「SL-1200MK」シリーズと同じ操作感を追求した
コアレス・ダイレクトドライブ・モーターは、専用開発のアルミダイカストとラバーを貼り合わせた2層構造のプラッターと合わせてチューニング。歴代「SL-1200MK」シリーズと同じ操作感を追求した

 テクニクスが採用するダイレクトドライブ方式は、モーターの動力を直接伝達できる、回転精度が高い、立ち上がりがスムーズ、ベルトなどの消耗部品が少なく壊れにくいなど、多くの利点を備えるが、技術やコスト的な問題により、商品化は難しいとされている。

 テクニクスはそんなダイレクトドライブ方式を、1970年発売の「SP-10」に世界で初めて採用し、1972年誕生の「SL-1200」シリーズ初号機「SL-1200」にも導入。当初は、Hi-Fiオーディオ向けに開発されたが、アメリカのクラブシーンで予想外の注目を集め、以降、ヒップホップやDJカルチャーの成長とともに進化を遂げてきた。レコードをキュッキュッとこすってリズムを生み出すスクラッチなど、代表的なDJスキルが誕生した背景には、ダイレクトドライブ方式の「SL-1200」シリーズがあったからだともいわれている。

●DJ用レコードプレーヤーの完成形

 限定デザインモデル「SL-1200M7L」のプレス向け内覧会では、DJ KAWASAKIさんがDJプレイを披露してくれた。1993年にDJをはじめ、当時の最新モデル「SL-1200MK3」を2台購入したというDJ KAWASAKIさんは「SL-1200」シリーズの魅力を次のように語る。

華麗なDJプレイを披露してくれたDJ KAWASAKIさんは、「SL-1200MK3」など「SL-1200」シリーズをこよなく愛するDJのひとりだ
華麗なDJプレイを披露してくれたDJ KAWASAKIさんは、「SL-1200MK3」など「SL-1200」シリーズをこよなく愛するDJのひとりだ

「最初に手に入れた『SL-1200MK3』はもう30年くらい使っていますが、本当に壊れないですし、ずっといっしょに過ごしてきました。まさにDJ人生の苦楽をともにしてきた相棒と呼べる存在です。

『SL-1200』シリーズはDJ用レコードプレーヤーとして完成されていて、形も使い勝手もとてもシンプル。そうした美点を残しながら、今回の限定モデルのようにカラーバリエーションが増えるのは魅力的ですね。若い世代の人に受け入れられそうなので、どんどん次世代のDJが出てきてほしいです」

 アナログレコードならではのやわらかいサウンドを求める人が増えているのか、レコードの売り上げ枚数はこの数年、記録的に伸びている。「SL-1200M7L」をリビングやマイルームに置き、あらためてアナログレコードを聴いたり、たまにはDJプレイを楽しんだりするのもイマドキの楽しみ方といえそうだ。

●製品仕様
・価格(消費税込):12万円
・サイズ:W453×D353×H169mm
・重量:約9.6kg
・回転数:33 1/3rpm、45rpm(78rpm:切換スイッチで設定)
・出力端子:PHONO端子×1、PHONOアース端子×1

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プロだけじゃない アマチュアこそ試したいスリクソンの新アイアン

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