モータースポーツを体現する「タグ・ホイヤー“モナコ”」洗練の技術と新たな試みとは?
レーシングスポーツを通じて深い関係を築いてきたガルフとタグ・ホイヤー
ガルフといえば歴史あるオイルメーカーとして、またモータースポーツファンであればマクラーレンF1チームのスポンサー企業としてもおなじみ。
モータースポーツ界との結びつきの歴史は古く、1960~70年代には名門JWオートモーティヴ エンジニアリングとスポンサード契約を結び、ル・マン24時間レースにおいて3度の総合優勝に華を添えた。
また1970年・1971年には、ジョー・シフェールをはじめとする、著名なドライバーを擁してポルシェ「917」でレースに参戦。そのシフェールと交流を持っていたのがほかならぬタグ・ホイヤーだ。
同ブランドに対し、現在でいうところのブランドアンバサダーを務めていたシフェールは、レースにおいてはホイヤーの自信作“モナコ”を腕に巻き、ガルフのシグネチャーカラーをまとったポルシェ917のハンドルを握っていた。
さらにガルフと“モナコ”との関係を語る上で欠かせないのが、1971年公開の映画『栄光のル・マン』だ。
主演のスティーブ・マックイーンが劇中で身につけていたのは、ガルフを象徴するストライプと両社のブランドロゴが入ったレーシングウエア。腕に巻いていたのは、一般モデルとは逆側にりゅうずを備えた特別な“モナコ”。
これをきっかけに“モナコ”の存在は、オレンジ×水色の印象的なカラーとともに、一躍世に知られるところとなっていく。
タグ・ホイヤーはこの特別な関係性に対する敬意の証として、2007年にガルフカラーを採用した“モナコ”を発表。以来さまざまなコレクションにおいてガルフエディション・モデルがリリースされ、いずれも大きな成功を収めている。

●伝統のガルフカラーを現代の感覚で再解釈。ターコイズ×オレンジの組み合わせが新鮮!
ひるがえって今回の「モナコ ガルフ」は、2022年3月31日より開催された高級時計見本市・Watches&Wondersにて発表されたもの。
もともとモーターレーシングにインスピレーションを得て誕生した“モナコ”。スクエアケースの左右をわずかに膨らませた独特のスタイリングは、スポーティでありながらもどこかクラシック。
話題を集めているのはやはり、ガルフカラーをまとったデザインだが、単なる復刻ではなく、ダークブルー、ターコイズ、オレンジという、より現代的な組み合わせが選択されていることに注目したい。
サンレイ加工のブルーダイヤルにはアイコニックな細いガルフストライプを走らせ、3時位置のサブダイヤルもガルフカラーで彩られる。
また6時位置にあしらわれたガルフのロゴが完全なホワイトで描かれていること、12時位置にレーシングナンバーを彷彿とさせる“60”の数字があしらわれているなど、細かな点でよりモダンで洗練されたデザインへとアップデートが図られている。
心臓部たるムーブメントには、“モナコ ガルフ”として初めてホイヤー02を採用しているのも話題のひとつ。ケースを裏に返せば、ローターとコラムホイールに添えられたオレンジカラーの特別なエングレービングを、シースルーバック越しに見つけることができるだろう。
よりスタイリッシュになって蘇った新しい「モナコ ガルフ」、新時代のマスターピースのひとつとして話題をさらいそうだ。
●製品仕様
・品番:CBL2115.FC6494
・価格(消費税込):83万6000円
・ケース径:39mm
・ケース素材:ステンレススティール
・ムーブメント:キャリバー ホイヤー02
・風防:ドーム型、面取りを施したサファイアクリスタル
・防水性能:100m防水
・発売日:2022年5月予定
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