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ホンダ「バモス」をビーチ仕様に! ボートのようにウッドを多用した本当の理由とは

ホンダ「バモス」にウッドをふんだんに取り入れた本当の理由とは

 フォレストオートが、バモスでビーチクルーザーの製作をはじめたのは2019年の夏だった。東京オートサロンへの出品に向けて準備を進めようとしていた矢先、千葉県に甚大な被害を与えた台風15号の影響を受け中断。フォレストオートも、倉庫の屋根が吹き飛ばされる被害を受け、会社周辺の森林の倒木など、これまで味わったことのない経験もしたという。

1列目の床はデッキ部と同じウッド処理に見えるが、実は表面処理が異なり、砂入りウレタンで表面を仕上げるなど、滑り止めの工夫を施している
1列目の床はデッキ部と同じウッド処理に見えるが、実は表面処理が異なり、砂入りウレタンで表面を仕上げるなど、滑り止めの工夫を施している

 戸森代表は、「あらためて森林の保全や、それに伴う地域材の活用の大切さを痛感した」という。そこで、バモスのビーチクルーザー化には木材を多用し、インパネまわりからフロア、荷台まで広範囲にウッドを取り入れることにしたそうである。

●木工家具職人とタッグを組んでウッドを多用

 オープンエアの室内と荷台はコナラと桜の天然材を使用して、高級クルーザーのデッキをモチーフに製作。木材の加工作業では、木工家具職人である「高村クラフト工房」とタッグを組んだ。匠の意見を取り入れ、デッキは「コナラ」と「桜」を使い分けてある。

 さらに、1列目の床はデッキ部と同じウッド処理に見えるが、実は表面処理が異なり、砂入りウレタンで表面を仕上げるなど、滑り止めの工夫を施している。ウッドといっても使用するパーツごとに素材を変え、濡れた体で運転した時の利便性も考え表面処理などのこだわりの工夫を随所に施しているわけだ。

 バモスのビーチクルーザー仕様で海岸線を走ったら、とても気持ちが良いのは容易に想像ができる。オープンエアで潮風をカラダで感じながらクルマを走らせる。実用性は正直いってあまりない。

 しかし、実用性なんて意味をあえて持たせないところがこのクルマの価値なのだ。まさに大人の遊び心が詰まった個性あふれるクルマといえるだろう。こんなクルマが1台くらいあってもいいではないか。

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