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名門ブレゲのオリジンを追求し続ける「トラディション・レトログラード」新カラーの魅力

名門ブレゲの重厚な歴史を象徴する“トラディション”コレクション。

 世界五大時計ブランドのひとつに挙げられるブレゲ。創業者はパーペチュアルカレンダーやトゥールビヨンなど現在も伝えられる複雑機構を生み出したと伝えられる天才時計師、アブラアン‐ルイ・ブレゲ(1747-1823年)、創業からなんと250年近い歴史を刻む名門中の名門だ。

 ブレゲが生み出した懐中時計は、創業の地であるフランスをはじめヨーロッパ各国の王侯貴族たちに愛用され、顧客の中にはマリー・アントワネットやナポレオン・ボナパルト、ナポリ王妃、ロシア皇帝アレクサンドルなど錚々たる歴史の重要人物たちが名を連ねる。当時、ブレゲの時計がいかに多くの賞賛を集め、珍重されていたかが想像できるだろう。

 現在多彩なコレクションを展開するブレゲだが、積み重ねてきた歴史の厚みを最も色濃く感じさせるのが2005年に誕生した“トラディション”コレクション。ダイヤル側の全面にムーブメントをのぞかせる大胆な機構からは、創業者ブレゲが自ら手がけた「スースクリプション」(1797年)「モントレ・ア・タクト」(1799年)といった伝説的な懐中時計からインスピレーションを得ていることが見てとれる。

ホワイトゴールドの輝きにブルー×アンスラサイトの力強さを載せて
ホワイトゴールドの輝きにブルー×アンスラサイトの力強さを載せて

●創業者アブラアン‐ルイ・ブレゲの魂に、21世紀ならではの素材とセンスが融合

 今回紹介する「トラディション レトログラード デイト 7597」は、“トラディション”のなかでもとりわけブレゲのオリジナルスタイルを深く探求したモデル。オフセンターに配置されたゴールドダイヤルには、手作業のギヨシエ彫りによる“クル・ド・パリ”模様が施され、先端に穴が開いた“ブレゲ針”と呼ばれる針が配置されるが、これら独特のディテールのいずれも創立者ブレゲが考案したもの。
 
 またクラシカルな機構としてとりわけ目をひくのが“レトログラード式デイト”と呼ばれる反復式の日付表示機能だが、これも創業者ブレゲが大切にしていた機能のひとつ。何段階かに曲げられた日付針はムーブメント内部の部品と干渉しないように考えられたものだ。

 さらにケースを裏に返せば、シースルーバック越しにゴールド製ローターが目に入るが、その形状もまた1780年にブレゲ自身によって考案された“ペルペチュエル”と呼ばれる自動巻き機構に由来するもの。

 このように、創業者ブレゲによる数々の機構を備えた「トラディション レトログラード デイト 7597」だが、一方で現代ならではの手法や素材が用いられている部分もある。例えば自動巻ムーブメント、キャリバー505Qに装備するのはインバーテッド・レバー脱進機とシリコン製アンクル。優れた特性を持つシリコン素材はひげゼンマイにも使用されているが、磁力の影響を受けず、腐食や摩耗への優れた耐性を備えたシリコン素材は、もちろんアブラアン‐ルイ・ブレゲの時代にはもちろんなかったものだ。

 また今シーズン登場の新モデルでは、ダイヤルと日付セクターに配された深みのあるブルーと、地板とブリッジに施された重厚なアンスライト・コーティングとのコントラストが、クラシカルな機構の中にモダンな力強さを印象付ける。

 はるか悠久の昔に生み出された伝統的な機構と、21世紀ならではの素材と現代的なセンスが融合した稀有な1本。手にした人を、時間と空間を超える旅へと誘ってくれそうだ。

●製品仕様
■ブレゲ トラディション レトログラード デイト 7597
価格(消費税込):474万1000円
ケース径:40mm
ケース厚:12.10mm
ケース:ホワイトゴールド
ストラップ:ミッドナイトブルーのアリゲーターレザー、ゴールドのピンバック
ムーブメント:グレイ仕上げの自動巻ムーブメント キャリバー505Q
駆動時間:パワーリザーブ50時間
防水性能:3気圧防水(30m)

Gallery 【画像】息をのむレベルの精巧さを携えたブレゲ新作のディテールを見る(7枚)
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