VAGUE(ヴァーグ)

ジープ新型「グラディエーター」発売開始! 全長5.6mの最強ピックアップが日本で人気の理由とは

都内で新型グラディエーターに試乗

 わずか数十分ではありましたが、グラディエーター ルビコンで都内を走る機会を得ました。

 エンジンは3.6リッターのV型6気筒で、ラングラー アンリミテッドに搭載されるユニットと同型です。グラディエーターはアンリミテッドより250kg重いため発進時は多少スローながら、パワーが圧倒的に不足しているという感じはありません。

ジープ新型「グラディエーター」
ジープ新型「グラディエーター」

 乗り心地については、かつて乗った並行輸入版アルティチュードに比べると、非常にゆとりがあるものへと変わっていました。

 そもそもグラディエーターのリアサスペンションは、一般的なトラックと異なり、コイルリジッド式を採用。リーフスプリングではない分、乗り心地にはライバルよりもアドバンテージがあります。さらに、オフロード走行での十分なキャパシティを考慮したコイルスプリングやFOX製ダンパーが採用されているわけですから、乗り心地がよくなるのもうなずけます。

 ちなみに、筆者の愛車であるJK型ラングラー アンリミテッドと比較すると、グラディエーターの方がはるかにキビキビと走る印象を受けました。

 しかし、普段使いとなると話は別。長い全長とリアオーバーハングゆえ、駐車時などには非常に気をつかいます。リアカメラがあれば後退は問題なくできるものの、コインパーキングなどで油断して車止めまでバックしてしまうと……。そもそも、このサイズの車両を駐車する場所を都市部で探すのは困難。拙宅で借りている月極駐車場には、まず入り切りません。

 しかし、筆者がかつてピックアップトラックユーザーの実態を調べたところ、多くの人が土地に余裕のある郊外に住んでいることがわかりました。このことから考えると、グラディエーターを予約している400人のユーザーもまた、日常の駐車場所に困るようなことはないのかもしれません。

 日本でもいま、オーバーランダー的なカスタムが流行しているため、グラディエーターが持つ雰囲気はど真ん中といえます。

 よく「ピックアップトラックってなにを載せるの?」という人がいますが、それは野暮な質問というもの。もちろん、バイクや自転車、キャンプ用品を載せて使う人も多いとは思いますが、それは稼働時間内でもごくわずか。

 さらにいえば、グラディエーターが潜在能力を十二分に発揮できるようなシーンは、この日本にはありません。

 それでもグラディエーターが人気なのは、やはりあの荷台に夢を載せられるからではないでしょうか。超実用車でありながら、日本ではその対極に位置するグラディエーター。所有できる一部の恵まれた人に対して、うらやましいと思うのは決して筆者だけではないと思います。

Gallery 全長5.6mでも大人気! ジープ「グラディエーター」を画像でチェック(28枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

浅草発マイクロブランドの真価――クロノス広田雅将×ウォッチディレクター渡辺雅己が語る「誠実な時計づくり」とは【PR】

浅草発マイクロブランドの真価――クロノス広田雅将×ウォッチディレクター渡辺雅己が語る「誠実な時計づくり」とは【PR】

RECOMMEND