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その美しさは芸術の域。カンパノラ初のトゥールビヨン搭載モデル“グローバルアート コレクション”登場

ラ・ジュー・ペレ社の本領発揮、ブランド初のトゥールビヨン搭載モデル

 機械式時計開発力のいっそうの向上を目指し、2012年にスイスのムーブメントメーカーであるラ・ジュー・ペレ社を傘下に迎えたシチズンウオッチグループ。以来シチズンでは同社との協業の下、Cal.0200搭載のザ・シチズン“メカニカルモデル”、カンパノラ“メカニカルコレクション”など魅力的な製品をリリースしてきた。

 今回カンパノラより発表された“グローバルアート・コレクション”は、ブランド初となるトゥールビヨン搭載モデルとして展開するものだ。

 フランス語で「渦」を意味するトゥールビヨンは、天才時計師アブラアン‐ルイ・ブレゲにより18世紀末から19世紀初頭にかけて考案された時計製造技術。

 キャリッジとよばれる⽀持台に調速脱進機構を設置し、常に⼀定速度で回転させることで、重力の影響を分散させ精度に対する影響を軽減させるものだが、その製作には極めて高度で複雑な技術を必要とする。

 見た目の強烈なインパクトも大きな魅力で、時計技術の最⾼峰のひとつとして今⽇まで受け継がれている。

左より 「天」NZ3000-01L、「地」NZ3000-19P
左より 「天」NZ3000-01L、「地」NZ3000-19P

●会津漆で表現されたダイナミックな世界観がトゥールビヨンの動的な魅力を引き立てる

 今回発表された“グローバルアート コレクション”では、本コレクションのためにラ・ジュー・ペレ社が特別に製作したフライングトゥールビヨン “Cal.Y392”を搭載する。

 ダイヤル側からはまるで宙に浮いているようなキャリッジが姿を見せるが、その内側にはカンパノラの象徴である“鐘”のモチーフを見てとれる。シースルーバックになった裏ぶたからは、ブラックカラーのムーブメントに手作業で刻まれたサティナージュ(ヘアライン)の神秘的な美しさを堪能できるだろう。

 繊細な仕上げがくまなく施されたムーブメントは見飽きない美しさだが、キャリッジ部分を除いた厚さはわずか3.07mmと聞いてさらに驚く。これだけの複雑な構造がたった10mm厚のケースに収められているとは、その技術にひたすら感服するばかりだ。

 ラ・ジュー・ペレ社渾身のムーブメントを華麗に彩っているのは、会津漆の伝統⼯芸⼠・儀同哲夫(ぎどうてつお)⽒が手がけた漆塗りのダイヤルだ。

 「天」では⼤⼩の星々を螺鈿(らでん)で描き、プラチナ粉を蒔いて研ぎ出したのち、さらに⻘い透き漆を重ねて炎のように舞う星雲を描き出すという手の込んだ手法で、神秘に満ちたロマンチックな天空を表現。「地」は、剥き出しになった⼤地のような荒々しい質感を、乾漆粉で荒らした⿊い⽣地に⾦を蒔くことで表現。

 42mmの小さなケースの中に凝縮されたダイナミックな世界観は、トゥールビヨンの動的な楽しさにも通ずるものがある。

 ラ・ジュー・ペレ社とカンパノラ、両者の美学と情熱が結晶した新コレクションには、眺めているだけでその魅力に取り憑かれてしまいそうな不思議なエネルギーがみなぎっている。

 販売取り扱い店舗はシチズン フラッグシップストア(東京、⼤阪)限定、各5本ずつの数量限定、900万円を超える価格にも驚くが、その本数からも売り切れてしまうことが予想される。もし目にしたならば、じっくりとその美しさを堪能してほしい。

●製品仕様
■カンパノラ グローバルアート コレクション 天、地
・品番: 天:NZ3000-01L、地:NZ3000-19P
・価格(消費税込):各935万円
・ケース径:42.0mm
・ケース厚:10.0mm
・ケース/ストラップ:K18ホワイトゴールド/ワニ革
・裏ぶた:サファイアガラス(無反射コーティング)
・ムーブメント:スイス製 薄型フライングトゥービヨン 手巻式 Cal.Y392
・駆動時間:最大巻上時 約90時間
・防水性能:日常生活用防水
・販売数:各5本限定

Gallery 【画像】トゥールビヨンを搭載したダイヤルも機構も美しいカンパノラを見る(6枚)
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