猛暑日でも快適! キャンプ&車中泊や趣味部屋を涼しくする話題のポータブルクーラー3選
趣味部屋やキャンプに重宝するポータブルクーラー
週末は、ガレージやホビールームにこもり、DIYなど趣味の世界に没頭したいと考える人も多いのでは? しかし、エアコンのない空間では、この暑さで体がまいってしまいそう。そんなときに注目したいアイテムが、持ち運べるクーラーことポータブルクーラーです。
ポータブルクーラーはエアコンのない部屋でも涼しくしてくれるため、ガレージやホビールームなどの猛暑対策に有効です。
そして、ポータブル電源と組み合わせれば、キャンプや車中泊などアウトドアレジャーでも利用できます。車中泊に関しては、昨今、マナーや安全性の問題からクルマのアイドリングストップが浸透しつつありますが、ポータブルクーラーとポータブル電源があれば、そうした車内の快適性を高めることができます。
今回セレクトした3モデルはいずれも、温かい排気を外へ出すためのダクト(太いチューブ)が付属。条件が許せば、空間を冷やす効果や静音性を高められるダクトの利用をおすすめします。
●コンパクトかつパワフルな高級機
EcoFlow Technology Japanの「EcoFlow Wave」は消費電力が最大460W。一般的なポータブル電源でも使えるモデルです。
冷却能力は1.2kWで、5平米(3畳弱)の空間を8分間で30℃から24℃へと冷却できます。5平米といえば約2.24×2.24mのスペースなので、3〜4人用のテントの広さに相当します。
モードは「冷却モード」や「タイマーモード」に加え、パワーを抑えた「エコモード」と「ファン(送風)モード」を備えています。本体下部に装着できる容量1008Whの専用バッテリーパックを使用した場合、駆動時間は冷却モードで3時間、エコモードで最長8時間となっています。ちなみにエコモードは、一定間隔で冷却モードとファンモードを切り替えながら運転します。
専用バッテリーパックの充電は、ACコンセントのほか、ポータブル電源やシガーソケット、ソーラーパネルに対応。日中、クルマやソーラーパネルから充電しておけば、キャンプ時や車中泊の就寝時に利用できます。
本体サイズはW310×D518×H416mm。ポータブルクーラー本体と専用バッテリーパックの合計重量は25kg(それぞれ17.5kgと7.5kg)。運転音は55dBとなっています。
価格は「EcoFlow Wave」本体が16万9400円(消費税込、以下同)、専用バッテリーパック単体が11万円、本体とバッテリーパックのセットが27万5000円となっています。
●ガレージでのDIYやキャンプシーンにも最適
EENOUR(イーノウ)の「スポットクーラー2.0 QN750」は、2気筒コンプレッサーを採用。室内の空気を取り込みながら、本体で発生した熱気を外へと送り出し、スムーズな空気循環を可能にします。
小型ながら0.85kWの冷却能力を有し、3分間で吹出口の温度を11℃下げられるといいます。
電源ボタンを押すと、自動的に冷房モードでの運転を開始。設定温度は16〜30℃で、1℃単位で調整でき、本体のデジタル温度表示が設定値まで下がると、自動で冷却能力と消費電力を抑えた運転となります。ちなみに風量は「強風」、「弱風」、「微風」の3段階に切り替え可能です。
本体サイズはW345×D750×H380mmで、重さは約10kg。大人であれば気軽に持ち運べる重さで、ダクトを装着した状態での運転音は50dB以下と、静粛性にも優れています。
価格は11万9760円です。
●小さな部屋やキャンプで利用しやすい
シロカの除湿機能つきポータブルクーラー「SY-D151」は、エアコンと同じコンプレッサー方式を採用。室温より約7℃低い冷風を送り出します。消費電力は約160Wなので、ポータブル電源でも駆動します。
350Wという冷風能力は、確かにエアコンと比べると弱いですが、約W220×D220×H414mmという大きさと約6.5kgという軽さを考えれば、十分な性能といえるでしょう。
その代わり同機には、1日当たり4.4リッターの除湿機能が備わっています。除湿することで空間の快適性は格段に高まることから、猛暑の日は冷風運転で、それ以外の日は除湿モードでと、使いわけるのもよさそうです。
冷風運転時の運転音は54dB。価格はオープン価格となっています。