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車内でも使える「エレクトリックメスティン」は冬キャンプの救世主になるのか?

1Lの湯沸かしが約15分

 サンコー「エレクトリックメスティン」は、ヒーターと角形鍋、鉄板としても使えるフタ、鍋料理を保存する際にかぶせるプラスチック製フタのセットで、定格消費電力450W。自宅やAC電源付きサイトでの使用はもちろん、キャンパーやバンライファーが好む中型ポータブル電源で使えるトラベルクッカーだ。

角形クッカーの底はヒーターがぴったりハマるくぼみ付き。ムラなく効率よく加熱できるほか、不意に手が当たってもズレ落ちにくい。鉄板として使えるクッカーのフタにも同様のくぼみあり
角形クッカーの底はヒーターがぴったりハマるくぼみ付き。ムラなく効率よく加熱できるほか、不意に手が当たってもズレ落ちにくい。鉄板として使えるクッカーのフタにも同様のくぼみあり

 角形鍋底はヒーターがピッタリ密着してズレないようにくぼみがついている。ほかの電気鍋が1000Wほど使用するのに比べると「エレクトリックメスティン」は非力に思えるが、これにより消費電力450Wであっても1Lの水を約15分で沸騰できるのだ。

 消費電力1000W以上の電気ケトルが1分ほどで湯を沸かすことを考えるとかなり時間がかかるように思えるが、自宅で使う電気ポットで沸騰にかかる時間は10分ほどなので許容範囲とも言える。

北海道キャンプ旅で使ってみた

 11月上旬の北海道キャンプ旅に「エレクトリックメスティン」を持っていった。テント泊をしたのは美深と旭川で、最高気温は3〜5℃、最低気温は0〜-5℃。風はあまりなく、心地よい環境だが朝一番にテントやクルマの外で湯沸かしをするのは少々ツラい。

 「エレクトリックメスティン」は漏電の危険があるので屋外での使用は禁止されている。ミニテーブルと防水シートしかないのでコードや本体に雪や結露が付着しないようにしてから煮込みうどんを作ってみた。

角形クッカーには最低水位(500mL)と最高水位(1L)が設定されている。クッカーの側面に目盛りが刻まれているので参考にしよう。なお、テント内で使う場合は本体やコードが結露や雨、雪などに触れて濡れないように十分注意
角形クッカーには最低水位(500mL)と最高水位(1L)が設定されている。クッカーの側面に目盛りが刻まれているので参考にしよう。なお、テント内で使う場合は本体やコードが結露や雨、雪などに触れて濡れないように十分注意

 出汁を沸かすまで約13分、麺を入れてから約5分。容量512Wh・AC出力500Wのポータブル電源を使用したところ、電池容量は90%から39%に。

 中型ポータブル電源を使う場合は1回が限度だ。加熱なしでも食べられるソーセージの温めならギリギリもう1度調理可能だが、あくまで早朝や深夜の非常時と考えた方がいい。

 それでもテントやクルマの外に出て作業をするわずらわしさがないのはうれしい。夜のうちにスキー場に向かうなんてときにも重宝しそう。

 それに車内のコンセントで家電を使えるPHEVや走行充電ができるサブバッテリーを搭載した車中泊カー、AC電源付きサイトであればテントやクルマの中でもこれ1台で毎食調理ができる。炊飯はもちろん、これからの季節は鍋料理やフォンデュなども楽しめそうだ。

 もちろん気をつけるべきことはある。湯気とやけどだ。テント内や車内で調理しても空気はクリーンだが湯気によって結露が生じる。この結露に寝袋が触れて寒い思いをするのは本末転倒。とくにコンパクトなテントやクルマは寝袋カバーを使うなどして対策を施しておこう。

 また、どうしてもヒーターは電源をオフにしても冷めるまでに時間がかかる。素手で触れるとやけどの危険があるので調理をはじめる前に邪魔にならない場所であることを確認したい。

 電源確保など気になることはいくつかあるが、コンパクトで携行性にすぐれ、炊飯・煮物・焼き物まで作れる「エレクトリックメスティン」はキャンプや旅行を助けてくれる頼もしいアイテムだ。

●製品仕様
・価格(消費税込):6980円
・サイズ:角形クッカー176×136×H75mm、フタ兼用鉄板194×144×22mm、ヒーター150×100×H78mm
・収納サイズ: 194×144×H120mm
・重量:1.2kg
・素材:アルミ(フタのみPP)

Gallery 【画像】ポータブル電源でも動くクッカーで調理してみた(9枚)
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