常識外の軽さ!? アブガルシア「ZENON」が切り開く孤高のハイエンド・スピニングを検証
●左右非対称ボディに最先端技術を凝縮
150gを切る超軽量で話題となったアブガルシアのハイエンドスピニングリールの「ZENON」。今回は、トラウトからシーバスまで幅広くカバーするサイズの「ZENON 2500SH」(5万2250円、消費税込)の使い心地をチェックしました。

●リールサイズの概念を揺るがす軽量性
「とにかく軽い」というのが、「ZENON 2500SH」を手にした第一印象。
それもそのはず、今回お借りした「ZENON 2500SH」は、ギア比6.2:1で6LBラインが100mストックできるバーサタイル機ですが、自重はカタログスペックによると148gしかないんです。
同価格帯の国産機の重量が200g前後なので、およそ25%の軽量化になる計算。手元から重心が離れるスピニングは、僅かな重量増でもロッドとのバランスに大きな影響を与えてしまうのはご存知の通り。ZENONはロッドにセットするとその軽快さが際立ちます。
(ちなみに最大サイズの4000番でも170g。最小の「1000S」にいたっては142gの超軽量!)
重量差がここまであると、ラインに巻きグセがつきにくい大型スプールを搭載する一つ上のサイズも視野に入ります。事実、軽量性を突き詰め1000番台が常用されるアジングの世界では2000番のZENONにスイッチするアングラーも多いようで、その軽さがリールとロッドのバランスの常識を覆しはじめています。
●スルッと回りピタッと止まる
もちろん、リールの性能は重量だけで決まるわけではありません。ここまで軽いと操作感を犠牲にしていると考えずにはいられませんが、強く握り込んでもボディが不必要にたわむこともなく、ハンドルの巻き感はあくまでも軽快。
アブガルシアの担当者によると、「ギアの精度が高いだけでなく、ハンドルに連動して動作するローターやベールに、慣性モーメントを下げる素材とデザインを採用している」とのこと。ハンドルノブにパーツの重量がずっしりと乗ってこないため、結果的に巻き感度までもが高まっているのを感じます。

●海外ブランドの懸念を払拭する高性能さは体験する価値あり
巻き感の良さは、言うまでもなくリール内部の素材や構造の先進性にも支えられています。
「スプールを上下動させるウオームシャフトや、ローターを駆動させるピニオンギアの間に空間を作ることで摩擦を最小限に抑えるなど、フリクションを徹底的に排除しています」(アブガルシア担当者)
そして、忘れてはならないのがそのデザイン。先進のパーツ群を収めているボディは、リールフットとギアボックスを一体化させたワンピース構造で、左右非対称の優美なラインが魅力です。
ZENONの印象的なボディについてAbu Garcia担当者は、「スピニングリールの左側にのみ存在するメインギヤーを覆うことを重視しました。従来の左右対称デザインにつきものだった不必要な隙間を徹底的に排除した結果、剛性や強度を落とすことなく軽量・コンパクトなボディを実現しました」と説明。
リールとして必要な性能を突き詰めた結果、手にする者を惹きつけてやまない機能美を持つシルエットに辿り着いたようです。
釣りはあくまでも趣味、心から惚れ込めるスタイルを持つアイテムで楽しみたいもの。「見た目はいいけど性能はどうなの?」などと評されがちな海外ブランドのリールですが、デザインだけでなく、基本性能もしっかりと成熟されたZENONは、食わず嫌いで体験しないのはあまりにもったいないリールであることは間違いありません。
●製品仕様
■Abu Garcia ZENON 2500SH
・価格(消費税込):5万2250円
・重量:148g
・ギア比:6.2:1
・最大ドラグ力:5kg
・最大巻取り量:87cm(ハンドル1回転)
・ラインキャパシティ:6lb/100m、PE0.8/150m
・ボール/ローラーベアリング:10/1
10ステンレスHPCRボールベアリング+1ローラーベアリング、
内ピニオンギア、ラインローラー部 にSalt Shield™ ボールベアリング採用
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