マイボートで釣りに行くには何が必要? 便利なものは? 意外と「必須」なアイテムも【釣りボートLife #04】
既製品+手作りアイテムで楽しさが広がる
艇庫は朝イチから大忙し! 出船時は収納棚に縦置きしているボートをロープで引っ張り出して船台に乗せてから、艤装品を取り付けて準備していきます。片付け時はその逆の順番で格納します。
連載4回目となる本稿では、いよいよ待ちに待ったボートの納艇です。ここから実際に釣りに行くまでは、船の装備を整えていきます。
ボート本体と船外機(外付けの10L燃料タンク付き)のほかに、船舶登録されているボートには、法定装備品や安全のための装備品が必要になります。また、快適に釣りをするために、さまざまな「艤装(ぎそう)」も必要です。こうしてあれこれ悩みながらDIYなどで試行錯誤していくプロセスはとても楽しく、ボートを購入した際の醍醐味ともいえます。
今回はボートで釣りをする前にそろえていった艤装や、必須の装備品を中心にご紹介しましょう。

ボート釣りで最初にそろえるべき必須の装備品
当然ですが、船検証、船舶免許は、クルマと同じく、船では常時携帯が義務です。ちなみに船検証不携帯の罰金は20万円以下、免許不携帯は10万円以下と、クルマの違反とは比べ物にならない高額な罰則です。あえてここは省きます!
●釣りボートに必要な道具①「法定装備品」
係船ロープ、アンカー、アンカーロープ、小型船舶用救命浮環(浮輪)、救命胴衣(人数分)、信号紅炎、消火用赤バケツ、ホイッスル、黒球………これらは船舶登録している小型船に備えなければならない法定装備品となります。また救命胴衣=ライフジャケットは落水時の命綱。船長は乗船者全員に装備させる義務があります。子ども用にはサイズの合った子ども用のものを選びましょう。

●釣りボートに必要な道具②「持っておきたい装備品」
●オール:小型船ではエンジン不調時など、いざというときに手漕ぎで使います。また遠浅のビーチでエントリーする船では、船外機をチルトダウンできるところまで漕ぐのにも使います。
●フラッグ:波間に入ると小さなボートの存在は、大きな船には見えにくいもの。衝突や接触事故を未然に防ぎ、視認性を上げるため、高く掲げた派手な色のフラッグが必要です。
●ビルジポンプ:排水機構のない小型ボートでは、たまった水を汲み出すためのポンプがあると便利。不意の高波で水が打ち込んでもこれで排水できるので安心です。手動ポンプでもバケツで汲み出すよりかなり楽です。

●釣りボートに必要な道具③「あると便利&快適な装備」
●チェア:おちから丸にはイケスがついてませんが、チェアをふたつ設置できる仕様になっていて、背もたれのあるチェアをつけています。走行時に船底が波で叩かれるので、座面がソフトなチェアがあるのはとても快適です。
●ロッドホルダー:デフォルトで合計8本が入れられるロッドホルダーのスペースがありました。ゲスト3人でタイラバ→シロギスなどのリレー船が楽しめるので最低でも6本分はほしいところです。
●魚探:魚の有無を確認するよりも、真下の地形を確認したり、GPSによる位置確認、船の流れるスピード、水温をみたりするのに便利な情報端末です。また履歴やポイントなども記録できますので、いい釣りをしたい方にとっても必須装備です。
さまざまな機種があり、サイズも大小ありますが、高機能なものが深場が探れて便利。実は僕は当初、カヤックなどで使っている方が多い、ホンデックスの6型サイズの小型魚探を使っていました。しばらくはよかったのですが、100m以上の深場が映らないので、1年で8.4型サイズの高機能なものに買い替えました。よりボートでの釣りにのめりこむようなら、最初から高機能なものにしておくという考えもありです。
また魚探には海底に反射させる音波センサーとなる「振動子」の設置が必要です。船の後ろ側か、船底、イケスなどにセンサーを貼り付けて設置し、コードは魚探を設置する位置に取り回します。おちから丸には、船底内側にあらかじめ設置されていましたので工事は必要なしでした。
●iPad:防水ケースと固定マウントをつけて、魚探と同様に市販のタックルボックスの蓋に取り付けています。iPadの用途は、リアルタイムの海況情報の確認と、海図アプリです。月額400円の「海釣図」というアプリが本当に便利で、流した軌跡、根がある場所、魚がつれた時間・潮汐情報・場所や状況の記録・保存に役立ちます。スマホと同期すれば、船に乗っていない時間も戦略を練ることもできます。魚釣りはさまざまな情報をクロスしていくと、徐々に再現性が見えてきます。キャッチの確率をあげるには情報力がかなり重要なんです。
ちなみに、魚探やiPadの設置は結構悩みながら研究しました。角材などでボートに加工している方も多いのですが、船上での動きが制限されそうでした。そこで、最終的には釣り人にはおなじみのハードケースのタックルボックスを改造し、蓋に角材を取り付けてマウントを設置し、機材の着脱ができる仕様にしました。
またこの艤装には、接続具のフィットがかなり重要でした。塩水がかかりますので、そのあたりのメンテナンス性も考慮しておかねばなりません。役立ったのは、「BMO」などのボート艤装品の専門メーカーと、バイクなどでスマホやタブレットを固定するのに使われる米国製の「RAMマウント」。サイズのバリエーションも多く、重宝しています。
ボートの道具選びやセッティングは、安全装備をそろえたあとは自由な発想を広げられます。どうやれば快適に楽しめるかを考えながら、先人たちのアイデアを自分なりの工夫でアレンジしていくのもワクワクする楽しい時間です。道具もそろえて、いよいよ相模湾へ! 次回は、タイラバでマダイや美味しい魚を狙う入門編をお伝えします。
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