ドアハンドルがない!? 姿を表した“ソニー&ホンダ”の新型EV 「アフィーラ」はなぜシンプルなデザインで登場した?
ソニーの多彩なコンテンツを活かしたエンターテインメント体験を実現
米国ネバダ州ラスベガスで、2023年1月5日から8日まで世界最大級IT家電見本市「CES2023」が開催されました。
その中で日本メディアが特に注目したのが、1月4日のプレスカンファレンスでソニー・ホンダモビリティ(SHM)が発表した新たなEVプロトタイプです。ブランド名を「AFEELA(アフィーラ)」としたこのプロトタイプはどんなクルマなのでしょうか。

SHMは、2022年10月に開催した同社の設立発表会において、最初に販売するクルマを2025年前半に先行受注を開始して翌26年春頃には北米でデリバリーを開始すると発表しています。
若干時期が後ろへずれるものの、もちろん日本でも販売を予定し、欧州での展開も視野に入れているとの説明がなされています。つまり、この日発表されたプロトタイプは、その際のベースとなる車両として登場したのです。
発表されたスペックは、ボディサイズが全長4895mm×全幅1900mm×全高1460mm、ホイールベース3000mmで、駆動方式はAWD(4WD)。乗車定員は5名となっています。
パワーユニットは100%EVとなり、特定条件下での自動運転機能 レベル3を搭載して世界最高水準のAD/ADASを目指すとしています。また、安心安全の実現に向け、車内外には計45個のカメラ、センサー等を搭載することも発表されています。
車内ではソニーが持つ多彩なコンテンツを活かしたエンターテインメント体験を実現するとともに、クルマとしてのユーザーインタフェース(UI)などの操作性についてもソニーのノウハウを活用するとしています。
また、コンセプトとして「知性を持った存在としてのモビリティ」を掲げ、それを具現化するのがフロントグリルに備えられた横長のディスプレイ「メディアバー」です。SHMでは、これを外部に訴えるインフォテイメントシステムの一部として捉え、クルマから語りかけるように情報を表示することにしているそうです。
5Gによるネットワーク接続をサポートしており、OTA(Over The Air)にも対応することで常に車内プログラムを最新の状態とすることを可能としています。
これらネットワーク接続やデジタルコックピットの制御にはQualcomm社製の車載向けSoC「Snapdragon Digital Chassis」を採用し、合計800TOPS以上の演算性能を発揮。これにより、安心安全の実現に向けた総合的なモビリティソリューションを提供していくというわけです。
じつは「AFEELA」のプレスカンファレンスに、Quallcommのクリスチアーノ・アモン社長兼CEOが登壇したこともIT業界では話題になっているそうです。というのも、CES2023で予定していたQualcomm自身のプレスカンファレンスを中止していたからです。
今回の採用がQualcommにとってもいかに重要であるかを示した話と言えるかもしれません。
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