VAGUE(ヴァーグ)

フルメタル化したG-SHOCK“フロッグマン”の驚きの完成度と「左右非対称のワケ」とは

●G-SHOCK最高峰のフルメタルコレクションMR-Gに、あの“FROGMAN”が仲間入り

 G-SHOCKの“FROGMAN(フロッグマン)”といえば、ISO200m潜水用防水性能をはじめ、実用性の高い本格的なスペックを備えたダイバーズ仕様の耐衝撃ウオッチ。

 ケース全体を左側にずらした個性的なルックスがおなじみだが、これは水中での作業時に手首の動きを妨げないようにとの配慮から。左右非対称なフォルムとギア感あふれるデザインが人気を集め、ブランドを代表するモデルのひとつとなっている。

 一方“MR-G”といえば、フルメタルならではの造形美と精緻を極めた耐衝撃構造がオトナ世代の審美眼を満たす、G-SHOCKきってのハイエンドなコレクション。

 今回そのMR-Gより登場した「MRG-BF1000R」(59万4000円、消費税込)は、“FROGMAN”独特のアシンメトリーデザインと高気密構造を、力強いチタン外装で表現した最高峰のG-SHOCK。税込みで60万近い価格にも驚くが、そこにはハイエンドラインならではのこだわりがふんだんに詰めこまれている。

メタルパーツで見事に再現された“海のMR-G”
メタルパーツで見事に再現された“海のMR-G”

●複雑な多パーツ構造を緻密な造形と組み立てによりフルメタル化。シースルーバックにも注目

 やはり真っ先に紹介すべきはメタル化された外装部だろう。ケース、ベゼル、裏ぶたといった主要パーツはもちろん、ボタン、ビスなど微細なパーツに至るまで、従来モデルでは樹脂素材を使って作られていたパーツがチタン素材に置き換えて再現されているのだ。

 ケースを構成するパーツは細かなものまで含めると76個にも及ぶというが、ひとつひとつの造形にこだわり緻密に組み上げることで、MR-Gらしい力強い質感とダイバーズウオッチに必須の気密性を高レベルで両立させている。

深海を思わせるブルー蒸着が美しいシースルーバック
深海を思わせるブルー蒸着が美しいシースルーバック

 G-SHOCKのアイデンティティである耐衝撃性能に関しては、複数パーツで構成されたベゼルの間や、ベゼルとケースとの間に、フッ素ラバーを用いた緩衝体を複数備えるという独自のプロテクト構造を採用。ケース外部に備えた緩衝機能は、正面からの衝撃を緩和するとともに、風防部分を保護するというフェイスガードの役割も担っている。

 さらにりゅうずとボタンには特別な保護パーツを組み込むことで、モジュール部への衝撃を緩和。特にりゅうずには気密性を高めるために“ねじロック式”を採用、ここに耐水性の高いフッ素ラバーの緩衝材を実装することで、デジタルウオッチの心臓部を衝撃から守っているというわけだ。

 またもうひとつ、ファンの心を捉える秘密はケースバックにも隠されている。純チタンを用いたスクリューバックにはサファイアガラスを圧入することで、優れた防水性を維持しながら内蔵アンテナの電波受信感度をキープ。

 ブルーの蒸着をほどこしたサファイアガラスと、メタリックなチタンの質感のコントラストはため息が漏れる美しさ。中央にあしらった初代FROGMANのキュートな刻印は、コレクターならずとも思わず頬が緩むうれしい演出だ。

 バンドには装着性と耐久性に優れたフッ素ラバー製デュラソフトバンドを採用、美錠と遊環には高硬度の64チタン合金を使用する。モジュールは回路押さえ板に金メッキ仕上げを施した“MR-G”専用モジュールで、スマホと連携できるダイビングログ管理機能など、ダイバーズウオッチとしての機能ももちろん充実。

 海での使用にマストな機能性を保ちつつ、高度な防水性と耐衝撃性がチタンの造形美の下で結実した本モデル、その完成度の高さはぜひ手にとって確かめてみてほしい。

●製品仕様
■CASIO G-SHOCK MR-G FROGMAN MRG-BF1000R
価格(消費税込):59万4000円
ケースサイズ:56×49.7×18.6mm
質量:132g
ケース、ベゼル:チタン
バンド:デュラソフトバンド(フッ素ラバー)
ガラス:内面反射防止コーティング サファイアガラス 球面・曲面ガラス
防水性能:ISO 200m潜水用防水
発売日:2023年4月21日

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