“旧車乗り”はメルセデスEVの旗艦モデル「EQS」に乗って何を思う?「驚きと感動のドライブ体験」とは
空も飛べる!? 驚愕の加速フィール
EQS450+は最高出力333ps、最大トルク568Nmという大パワーの持ち主。試しにアクセルペダルを勢いよく踏み込んでみると、「羽根がついていたら絶対に飛ぶ!」と思えるほどすさまじい加速を見せる。大げさではなく、まるで離陸前のジェット機のような感覚なのだ。

とはいえ、ドライブモードで「コンフォート」を選び、ごく普通に走らせる限りはとてもジェントルかつスムーズだ。エンジン車から乗り換えても全く違和感がないし、当然のことながらメカニカルノイズや排気音が聞こえてこないのでとても静か。アクセル操作に対して、継ぎ目のないシームレスな加減速が気持ちいい。
EQSを走らせると、黎明期のEVに比べて“走りの質感”がグンと向上しているのを感じる。簡単にいえば、ドライバーの意思に対してとても自然に応えてくれ、走らせていて心地いいのだ。しかも、いざアクセルペダルを踏み込めば、エンジン車とは異次元の加速を味わうこともでき、それが“運転の楽しさ”を感じさせてくれる。
●未来がやってきた!斬新なインテリア
そしてもうひとつ、EQSで驚いたのはインテリアの新しさだ。ドアを開けた瞬間、目に飛び込んで来るのは運転席から助手席側まで全面に広がるデジタルディスプレイ。運転席側から12.3インチ、17.7インチ、12.3インチという役目の異なる3つの画面がシームレスにつながっているように見えるのだけど、誰もがこのインテリアを見たら「未来がキタ!」と思うはずだ。

正直、この先、EVがより進化・成熟していけば、インテリアはもっとシンプルになっていくのだろう、EQSの“いかにも”な未来感は、新しさを分かりやすく伝えるためのデザインなのだろうと感じるが、とはいえ、1500万円超のEVにはこれくらいインパクトのあるインテリアが必要だろう、と思う。
今、旧車乗りの僕が抱いている“EVへの興味”に対して、メルセデス・ベンツのEQSはあまりにスーパーな存在過ぎて具体的な欲望の対象にはならないが、とはいえ、EVの面白さ、ポテンシャルを感じさせてくれたという点では、期待を大きく超えていた。
このところ、クルマに乗り始めた頃のように「スッゲー!」と思うことなどめったにない。しかしEQSには、思わず「スッゲー!」といいたくなるようなワクワクを感じた。
●Mercedes-Benz EQS450+
メルセデス・ベンツ EQS450+
・車両価格(消費税込):1578万円
・全長:5225mm
・全幅:1925mm
・全高:1520mm
・ホイールベース:3210mm
・車両重量:2560kg(リアコンフォートパッケージつき)
・駆動方式:後輪駆動
・電気モーター:交流同期電動機
・最高出力:333ps/4147〜1万1544rpm
・最大トルク:568Nm/0〜4060rpm
・駆動用バッテリー:リチウムイオン電池
・総電力量:107.8kWh
・交流電力量消費率(WLTC):182Wh/km
・1充電走行距離(WLTC):700km
・サスペンション:(前)4リンク式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ベンチレーテッドディスク
・タイヤ:(前)265/40R21、(後)265/40R21
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