VAGUE(ヴァーグ)

どうやってタープを張る? 風速はどれくらいが目安?風が強くなりがちな春キャンプ8つの対策

●風速7m/sならなんとか耐えられるかもしれないが……

 3〜5月は北から入ってくる冷たい空気と南からのあたたかい空気がぶつかりあい、上昇気流が生まれて低気圧が発達しやすくなる。この気温差が原因で、広範囲に強い風が吹き荒れるのだが、どれくらいの風なら耐えられるのだろうか?

 気象庁では”風の強さ”の目安を記しているが「やや強い風」がやっかいだ。

「やや強い、なら大丈夫だろう」と思いがちだが、「やや強い風」=「平均風速10〜15m/s」=「風に向かって歩きにくくなる、傘がさせない。樹木全体が揺れはじめる。道路の吹き流しの角度が水平になる」というなかなかの強風だ。しかも平均風速が10〜15m/sなのであって、瞬間風速は20m/sを超えることは珍しくなく、細い木の枝なら折れてもおかしくない。

 晴れていても、平均風速が10m/sを超えるようではキャンプどころではないので撤退するに限る。

 ただ、前日からキャンプをしていて、いざ平均風速が10m/sを超えてから撤収しようとするのも無謀な話。テントのペグを1~2本抜いたところでペグ・張り綱もろともテントが飛ばされることだってあり得るのだ。

 結局、木の葉が絶えず動いている風速3~5m/sではテントやシェルターの風対策を行い、タープは思い切って撤収。

 葉っぱどころか木の枝ごと動き、海では白波が多くなる風速7~8m/sではテントやシェルターも撤収するのが無難だ。耐風性の高いテントならなんとかなるかもしれないが、たて方が甘いとどんなに立派なテントでも破損したり飛ばしたりする危険がある。

 テントが破損するだけなら“仕方がない”ですむが、テントやペグが飛んでいって人やモノにあたると大変なのだから。

テントが風でひっくり返ると危険。また、ペグも飛ぶとさらに危険度が増す
テントが風でひっくり返ると危険。また、ペグも飛ぶとさらに危険度が増す

●テントやタープへの風対策はペグと張り綱が鍵

 それでは平均風速3m/s以下で「ちょっと風があるかな」という段階での風対策とは。

①長めのペグを使い、頭までしっかり打ち込む
②テントのフライシートは、裏のベルクロやひもでフレームと密着させておく
③張り綱は短く真下におろすのではなく、長めにして横に伸ばす
④テントもタープも張り綱の数を増やす。鳩目全部に張り綱を通すほか、1本のポールに2本の張り綱を使うとブレを低減できる
⑤張り綱をポールに巻き付けるようにして横揺れ低減
⑥タープはメインポールを低くする。幕両側を地面に直接ペグで固定してもいい
⑦タープ後方とメインポールをテープでつなぐ通称ogawa張りはあきらめ、直接ポールと幕をつなぐ
⑧ファスナーは中途半端に開くといつの間にか全開になるので、しっかり閉じる

 以上8つが基本の風対策だ。

 その上でこまめに張り綱がゆるんでいないかチェック。風がより強くなりそうなら早めに撤収の決断をしよう。

 なお、張り綱の先にゴムのコードをつないで衝撃を和らげるという方法もあるが、それでも張り綱が抜けるときは抜ける。ゴムのコードにフックや金具が付いていると肌や目にぶつかって危険なので、ゴムコードを取り付ける場合は金具やフックがないモノを選ぼう。

 強風によるキャンセルは、キャンプ場によってルールが異なる。

 被害にあうよりもキャンセル料を払った方が断然マシだが、後から「知らなかった」とゴネるのは自分もキャンプ場も気分が悪くなるだけ。キャンセル料がいくらでいつまでに振り込めばいいのか、強風・台風・大雨に限り前日でもキャンセル料なしなのか、そのあたりも事前に把握しておこう。

Gallery 【画像】どうやってタープを張る? 風速との関係も見ておこう(5枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

VAGUEからのオススメ

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

RECOMMEND