世界最古のバイクメーカー発「街乗りも快適なスクランブラー」 単気筒の走り味は? ロイヤルエンフィールド「スクラム411」の実力とは
アドベンチャーバイクをベースに街乗りにも対応
1901年から続く歴史を持つ“世界最古のバイクメーカー”ロイヤルエンフィールド。近年はアジア圏で非常に勢いのあるブランドとしても注目を集めています。
同ブランドはクラシカルな味わいを残した空冷単気筒モデルを中心にラインナップを拡充していますが、今回、スクランブラーテイストに仕立てられた「スクラム411」に試乗することができましたので、その印象をご紹介します。

「スクラム411」はその名のとおり、411ccの空冷単気筒エンジンを搭載したモデル。ベースとなったのはロイヤルエンフィールドのアドベンチャーバイク「ヒマラヤ」です。
「ヒマラヤ」は、ヒマラヤ山脈の未舗装路を走破できるバイクとしてつくられているのに対し、「スクラム411」は街中やちょっとした未舗装路をターゲットとしたスクランブラーとして設計されています。
「スクラム411」のホイール径はフロント19インチ、リア17インチ。フロントが21インチの「ヒマラヤ」に比べ、街乗りでの取り回しのしやすさを重視したセレクトです。シート高も795mmと「ヒマラヤ」より低めで、少しだけ足つき性が向上しています。
●ロングストローク単気筒エンジンの味わいが絶妙
排気量が411ccのため、日本で「スクラム411」に乗るには大型2輪免許が必要です。たかが11ccのために……と思ってしまいますが、この排気量はピストンの内径(ボア)に対してストロークを確保するために導き出されたもの。ロイヤルエンフィールドでは410ccでも412ccでもなく、この排気量が必須だったとしています。
実際にエンジンを始動させて走り出してみると、エンジンのフィーリングが絶妙です。低回転域からトルクがあるため気を使わずに発進でき、信号などによるストップ&ゴーが多い街中でもストレスなく走れます。そして、ぬかるんですべりやすい未舗装路でも確実に路面へと駆動力を伝えてくれます。
ロングストロークのSOHC2バルブエンジンなので、高回転域まで回してもパワーの盛り上がりは感じられませんが、渋滞の中でも気を使わずに乗れる上、ツーリング先では景色を楽しみながら快適にクルージングできる特性は、多くのライダーから歓迎されることでしょう。ちなみに、最大トルクが37Nmとゆとりがあるため、24.3psという最大出力から想像するよりもずっと力強く感じられます。
フロントホイールが19インチ化されているおかげで、ハンドリングはとても自然。街中の交差点などでは適度に小回りが利き、軽快ながら安定感も高いためワインディングも安心して走破できます。
そして、未舗装路も走れるゆとりのサスペンションストロークを与えられているので、流行りのキャンプツーリングなどへ出かけるにも最適な足回りといえるでしょう。
スペック面では突出したところのない「スクラム411」ですが、実際に乗ってみるとロングストロークの空冷単気筒らしいクラシカルな乗り味で、街乗りから林道ツーリングまで対応できる懐の深さも併せ持っています。
大型免許を取得したばかりのエントリーライダーから経験豊富なベテランライダーまで、多くの人々を満足させる不思議な魅力を備えたモデルといえるでしょう。
●製品仕様
・価格(消費税込):83万8200円〜(カラーによって異なる)
・サイズ:2210×840×1165mm
・重量:194kg
・エンジン:411cc空冷単気筒SOHC2バルブ
・最高出力:24.3ps/6500rpm
・最大トルク:32Nm/4250rpm
・トランスミッション:5速マニュアル
・フューエルタンク容量:15リットル
VAGUEからのオススメ
前作超え感じさせる“ロケット級”の飛び実現へ! 新スリクソン「ZXi RKT」ドライバー4モデルの実力を試してみた【PR】