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信号待ちや下り坂のときにギアを「N」レンジに入れるのはなぜNG!? ガソリン高騰時代 少しでも燃費を稼ぐ走り方とは

少しでも燃費を節約するには「先読み運転」が効果的

 もうひとつ、信号待ちのときにATセレクターを前に押し出して「N」レンジにするドライバーもいます。これも安全性とクルマの耐久性の面からやってはいけない行為です。

「N」レンジに入れる行為よりも、燃料節約には先読み運転が役に立つ
「N」レンジに入れる行為よりも、燃料節約には先読み運転が役に立つ

 発進時に「N」レンジから「D」レンジに切り替えるときに軽いショックを感じることがあります。これが「N」から「D」に入ったタイミングです。

 このショックはドライブシャフトのジョイントやデファレンシャルギヤのバックラッシュ(ガタ)を大きくしてしまい、交差点で止まるたびにそれを頻繁にやると軽いショックでは収まらず、大きな衝撃にまで進んでしまいます。

 つまりこれは、クルマを痛める行為なのです。

「D」レンジより「N」レンジで信号待ちをしているほうがほんの僅かに燃料使用量は少なくなるかもしれませんが、クルマが痛むダメージの方が大きいです。もっとも最近は自動アイドリングストップ機能が付いているクルマが増えたのでわざわざ「N」レンジに入れる人も減ったでしょう。

 さらにこまめに「N」レンジに入れるドライバーがやってしまう失敗は、「D」レンジに入っているつもりでアクセルを踏んでしまうことです。踏んでエンジン回転が高まってしまったところで慌てて「D」レンジに入れると、駆動力が大きくなり急発進に近い状態になり運転ミスにつながります。

※ ※ ※

 こんなデメリットが多い「N」レンジに入れる行為よりも、燃料節約には先読み運転が役に立ちます。

 先で渋滞しているとか、信号待ちになるなとわかったらすぐにアクセルペダルを戻すことで、燃料カットで燃費を稼げるエンジンブレーキを長く使えるようになるからです。

 トラックドライバーのエコドライブ講習でも、平坦路では排気ブレーキやリターダーブレーキは使ってはいけませんと話しています。

 排気ブレーキやリターダーブレーキは強力なエンジンブレーキのようなものです。これを使うことを前提に運転すると、先までアクセルを踏んで行けるのでその分無駄に燃料を使ってしまいます。大型トラックではこれだけで10%の燃費向上が見込めます。

 先読み運転は燃費向上に効果があるだけでなく、先の状況を読むことで安全運転にも大きな効果を発揮します。

 乗用車でも大型トラックでもこの基本のエコドライブテクニックは共通です。

Gallery 【画像】下り坂の「N」レンジ運転は超危険! 燃費向上運転の秘訣を画像でチェック(12枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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