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日本で発売されたらCX-5やCX-60からの“乗り換え”はアリ? 美しすぎるマツダの新SUV「CX-6e」のサイズ・航続距離・充電事情の“現実的なハードル”

流麗な次世代BEVは日本向けマツダSUVの乗り換え候補になる?

 マツダが海外市場で発表した新しい電動SUV「CX-6e」。その流麗なデザインは日本のファンからも熱視線が注がれていて、「CX-5」や「CX-60」オーナーの間では「もし日本に導入されたら、実際に乗り換え候補になるのか?」といったリアルな疑問も湧いているようです。

 そこで本記事では、「CX-6e」が日本導入された場合、従来のマツダSUVの乗り換え先として“アリ”なのかをシミュレーションしてみたいと思います。

「CX-6e」は、マツダが海外市場で販売している、流麗なデザインが特徴の次世代型電動SUVです。

 26.45インチの大画面ディスプレイや最新のソフトウェアを採用した先進的なインテリアに加え、78kWhという駆動用バッテリーによる実用的な航続距離を備えており、マツダらしい走りと最新の電動化技術が融合したモデルとして世界中で注目されています 。

 そんな「CX-6e」の、まずは日本の道路環境で気になるサイズ感からチェックしてみましょう。

「CX-6e」のボディサイズ(海外仕様)は全長4850mm、全幅1935mm、全高1620mmで、現行型「CX-5」(全長4575mm、全幅1845mm、全高1690mm)と比べてふた回りほど大きく、特に全幅は90mmもワイドになっています。

 マツダのラージ商品群に属す「CX-60」(全長4740mm、全幅1890mm、全高1685mm)と比べても全長と全幅は「CX-6e」の方が大きく、日本市場に投入された場合には、市街地での取り回しや駐車場事情に配慮が必要かもしれません。

 一方、全高は現行型「CX-5」や「CX-60」より低く抑えられており、BEV(電気自動車)らしい低重心でスポーティなシルエットを実現しています。

 また特筆すべきは2902mmというロングホイールベースで、「CX-60」をしのぐ広大な室内空間が確保されているのは大きな魅力です。

マツダ「CX-6e」
マツダ「CX-6e」

 マツダのSUVといえば、クリーンディーゼルエンジンによるロングドライブの快適さが大きな武器のひとつです。現行型「CX-5」や「CX-60」のディーゼルモデルであれば、「CX-5」で700〜900km、「CX-60」では1000km超も無給油で走破できることも珍しくありません。

 対する「CX-6e」は、78kWhのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを搭載し、WLTPモードで最大484kmの航続距離を確保しています。

 日常的な通勤や週末のレジャーに使用するのであれば十分すぎるスペックですが、ドライブ旅などで長距離を走る際は、途中の充電計画を立てておくというBEV特有の使い方に配慮する必要があります。

「CX-6e」は最大195kWとなるCCS方式のDC急速充電に対応し、約24分で10〜80%の充電が可能とアナウンスされています。日本の急速充電器はCHAdeMO方式が主流で規格が異なるため、仮に日本導入時にCHAdeMO対応となった場合、現状普及している50〜90kW級充電器では充電性能をフルに活かせない可能性があります。そのため、効率よく充電量をリカバリーできるか注目です。

●燃料代とメンテ費用から見るBEVのメリット

 最後は、ランニングコストなどの維持費について。

「CX-6e」の駆動用バッテリーを自宅で充電できる環境があれば、深夜電力などを活用することで、月々の電気代は燃料代と比べて安く抑えることも可能です。特に現状は燃料価格が高止まりしているため、BEVへの注目度が徐々に高まっているようです。

 さらに、「CX-6e」を始めとするBEVは、エンジンオイルやオイルフィルターなどの交換が不要で、ブレーキパッドの減りも回生ブレーキによって大幅に抑えられることから、定期的なメンテナンス費用がエンジン車より安く抑えられるといわれています。

 ただし、BEVは車両重量が重く、「CX-6e」も約2.1トン(2130kg〜2155kg)とヘビー級のため、タイヤの摩耗ペースが早くなる傾向がある点は考慮しておきたいポイントです。

* * *

「CX-6e」は上記した現実的なハードルをクリアできれば、大画面ディスプレイや最新のソフトウェアによる先進的なインテリア、BEVならではの静粛性、そしてランニングコストの安さといった大いなる魅力を備えたモデルであり、「CX-5」や「CX-60」からの乗り換え先として“新しい選択肢”になることは間違いないでしょう。

 ただし現時点では、「CX-6e」は海外市場のみでの販売にとどまっており、日本市場への導入に関しては明らかになっていません。マツダの上層部が今後、どのようなジャッジメントを下すのか、注目したいところです。

Gallery 【画像】超カッコいい! 海外市場で好評のマツダ「CX-6e」を写真で見る(30枚以上)
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