トヨタ新型「クラウン・セダン」広いラゲッジスペースを初公開! 「インテリアは格上の高級感」発売予定時期は2023年11月頃
新型クラウン・セダンは歴代モデルの正統後継車
2023年10月7〜8日、トヨタ自動車は東京の六本木ヒルズアリーナでクラウンの“体感”イベント「CROWN STYLE PARK」を開催。それに先立ち、10月6日におこなわれた「CROWN STYLE TALK SHOW」において、新型「クラウン・エステート」を含めた全4タイプの「クラウン」シリーズを一斉に公開しました。
4台のうち、歴代モデルの正統な後継車である新型「クラウン・セダン」は、発売時期が2023年11月頃と正式にアナウンスされました。

2022年7月に誕生した現行クラウンシリーズは、16代目となるロングセラーモデルです。
その初代モデルは、戦後の物資やノウハウの乏しい時代に開発がスタートしました。開発陣はそうした逆風にめげることなく創意工夫を積み重ね、1955年に初代クラウンを世に送り出します。ちなみに初代クラウンは、日本車として初めて“100%国産“を達成したモデルでもあります。
そうした初代の誕生に関する背景から、歴代クラウンには“革新と挑戦”というDNAが息づいていました。現行シリーズは、そのDNAが色濃く反映された革新的なモデルといえるでしょう。
クラウンはかくあるべし、という凝り固まった概念を打破した16代目は、意欲的でチャレンジングな開発を実施。その結果、選考発売された「クラウン・クロスオーバー」、受注がスタートしたばかりのクーペSUV「クラウン・スポーツ」、ステーションワゴンとSUVの魅力を融合した「クラウン・エステート」、そして王道のクラウン・セダンという4モデルを展開。これら4つの個性で変化の著しいマーケットに対応しようとしています。
なかでもクラウン・セダンは、正統派セダンとしての上質な走りと快適な乗り心地、そしてショーファーとしてのニーズにも応えられるくつろぎの後席空間を備えており、パーソナルにもビジネスシーンにも活躍する新世代のフォーマルセダンと位置づけられています。
設定されるパワートレインは、HEV(ハイブリッド)とFCEV(燃料電池)の2種類。駆動方式はいずれも後輪駆動を採用しています。
19インチと20インチのタイヤ&ホイールを設定するクラウン・セダンのボディサイズは、全長5030mm、全幅1890mm、全高1470mmという堂々としたもの。ホイールベースは3000mmで、2850mmのクラウン・クロスオーバーよりもさらに150mm長くなっています(新型クラウン・セダンの数値はすべて開発目標値)。
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