これなら道に迷わない!? 無料プランも用意される カーナビメーカーが作ったスマホ用の最新「カーナビアプリ」とは?
実際に使ってみてどうだった?
そもそもCOCCHiは、ドライビングパートナー「NP1」でも採用された独自のモビリティAIプラットフォーム「Piomatix(パイオマティクス)」を活用して成り立っています。
プログラムは、複数のAIテクノロジーと音声インターフェースなどの技術基盤によって支えられ、通信によってアップデートが可能なOTA(Over the Air)に対応しているのも大きな特徴です。つまり、このプラットフォームがあったからこそ、このデータを導入することが可能となったとも言えるのです。

ただ、COCCHiで表示された地図を見ると、これまでパイオニアが提供してきたものと見た目がほとんど変わりません。かくいう私もCOCCHiの地図はNP1で使っていたものと同じと勘違いしてしまったほどです。
実はここにパイオニアならではのカーナビアプリに対するこだわりがありました。
地図を表示するにあたってはデータベースこそ違えど、これまでのパイオニアならではの表現に徹底して近づけたというのです。
特に街区やルートガイドの表示方法は、デザイナーがその表現方法について手を加え、ひたすらパイオニアらしさを追求していったそうです。この制作課程で少しずつパイオニアらしさが生まれてくると、それを見ていた開発チームの面々からは感嘆の声が上がったほどだったとのことでした。
この日の体験では、カロッツェリアのディスプレイオーディオ「DMH-SF700」上にAndroid Autoを展開することで実施しました。
まず実感したのがその表現力の豊かさです。道路の種別や道幅なども一目で把握できますし、公園内の歩道までもサポートしています。住宅などの家形図などもきちんと表示しており、それでいてパイオニアの伝統として色弱の方々にも配慮した配色を施すなど、パイオニアらしさは随所に見つけることができました。
ルート案内中のガイド線は、一般道で緑色、高速道路で青色とする、これまたパイオニア共通のデザイン。分岐点で表示される車線ガイドや方角案内も同じように踏襲され、政令指定都市エリアで表示されるイラストによる交差点拡大図もほぼ車載カーナビと同じ表現で進行方向を案内していました。
ただ、スマートフォン上ではできるイラストを使わない交差点拡大図内の表示は、Android AutoやApple CarPlayの仕様上それはできず、矢印だけの案内となってしまいました。
案内中に感心したのが、NP1譲りのきめ細かな音声ガイドです。単純に距離を案内するだけでなく、次の交差点まであと何分ぐらい走るのか、何番目の車線を走ればいいかなどをタイミング良く適格に案内してくれるのです。音声そのものは電子合成音を使っていますが、個人的には十分に聞き取りやすいと思いましたし、ここまでのきめ細かな案内が実現できているのもそのメリットが活かせていると言っていいでしょう。
目的地の検索では、フリーワードやジャンル、住所などが使えますが、フリーワードは施設名や電話番号には対応するものの、住所検索には非対応でした。住所で探す場合は住所タグから順に各項目を入力していく必要があります。
また、この住所検索では町村名の前にある“郡”を基準にリスト化され、さらに“大字”がつく地名ではこの大字を基準に住所が並ぶのは使い勝手の上からもぜひ改善して欲しいところです。
page
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】