中華料理にもマナーがある? 回転台は“時計回し”が基本!? 高級店で恥をかかないための基礎知識とは
●主賓や料理人に敬意を示す中国料理
ほかにも、中国料理には、主賓や料理人の顔をたてるように配慮するマナーもあります。
たとえば、料理が全員に行き渡ったとしても、主賓や年長者が箸をつけるまでは食べません。また、3品目が出る前に席を中座するのはマナー違反とされています。
あえて大皿料理を少し残して、食べきれないくらい出してもらいましたと示すのも中国料理式です。ただし、自分の皿に取った分は食べきらなければ失礼にあたります。

このように、一人分が出てくる和食とは違って、大皿に盛られた料理をみんなで分けて食事と会話を楽しむのが中国料理です。そのため、食卓には飾り花や献立表など、会話の引き出しになる小物が置かれていることが多くあります。
また、箸とレンゲを使うところも、どうすればいいかわからない人も多いのではないでしょうか。中国料理では、箸で食べることと、レンゲで飲むことは別のものと考えるので、その都度持ち替えることになります。日頃ラーメンを食べるときのように、箸を持ったままレンゲでスープを飲む所作はしません。
世界の人からは火の料理とも言われる中国料理。そんな料理に対するときの心構えについて、前出の担当者は次のように語ります。
「中国料理は冷めると料理の色味が悪くなるものが多いので、熱いうちに食べるようにしてください。大皿が回ってきて取り皿に分けるときは、のんびりしないことも大切です」
会話を楽しむ中国料理でも、話に夢中になり料理を放っておくのはマナー違反なのかもしれません。
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最近では、食べ物を残さないといったグローバルスタンダードに合わせるように、中国料理の作法も変わりつつあるようです。しかし、大皿をみんなで囲んで食べる魅力は変わりません。気持ちよく食事ができるように、基本的な作法を知っておくのは大切といえそうです。
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