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中華料理にもマナーがある? 回転台は“時計回し”が基本!? 高級店で恥をかかないための基礎知識とは

回転台は時計回し&食器は置いたまま、が基本作法

 宮廷料理の北京ダックに代表される北京料理や、最もポピュラーな酢豚などの広東料理。ピリ辛い四川料理の麻婆豆腐に、小籠包や上海ガニが名物の上海料理などもあります。

 そんな地域ごとにとりどりの味わいが楽しめる中国料理。でも、ちょっと高級なお店へ行くと、こんな食べ方でいいのかなと迷うこともあります。

 いったい中国料理にはどんな作法があるのでしょうか。

 私たちが中国料理を食べるときにやってしまいがちなNG行為について、世界標準公式マナー教室を運営する日本プロトコール・マナー協会理事長の船田氏は次のように話します。

「中国料理では食器を持ち上げて食べることはなく、スープ類を飲むときも器に口をつけません。さらに、円卓の中央にある回転台は、時計回りに回すのが基本です」

 基本的には食器の扱い方や円卓でのマナーを知っておけば間違いがないようです。

回転台を動かすときは時計回りが基本
回転台を動かすときは時計回りが基本

 まず覚えておきたいのは、取り皿の使い方でしょう。中国料理では、取り皿は手に持たずテーブル上に置いたままにします。回転台のお皿から料理を取るときも置いたままです。

 さらに、味が混ざらないようにするために、取り皿は料理ごとに使い分けます。中国料理コースは前菜に始まり、スープ、主菜、主食、点心と提供されますが、その間に何枚使っても構いません。

 また、円卓の中央にある回転台は、料理を分けやすくするためのものです。そのため、置いていいのは調味料や大皿料理、お茶の急須といったみんなで使うものだけ。自分の使ったグラスや箸、取り皿などは乗せないようにしてください。ここは全員の共有スペースと覚えておくとよいでしょう。

 回転台を動かすときは時計回りにします。始めに主賓が大皿から料理を取ってから、回転台を動かし皿を隣の人の正面に移動させます。なお、立ち上がって回転台から料理や調味料を取る行為は見苦しいとされています。
 
 こうしたことができたうえで、料理の食べ方にも気を配れると理想的でしょう。

 コースの始めには数種類の前菜が大皿に盛りつけられて出てきますが、味の薄いものから食べ進めます。

 スープを飲むときは、蓋に絵付けがされている場合もあり、その絵付けに傷をつけないようにするために、蓋は裏返さず受け皿に立てかけ、レンゲを使って口に運びます。このとき、ひと口分だけすくい音はたてないようにします。

 レンゲを持つときは、人さし指を柄の溝に添えるのがポイント。顔に垂直になるようにしてレンゲの先端に口をつけると優雅に見えます。

 蒸しものや炒めもののメイン料理も、何品か一度に出されたら味の薄いものから食べます。
 
 北京ダックや海老料理などは手で口に運んで構いません。魚の姿蒸しなどは、出されたまま魚をひっくり返さないで食べます。

 ご飯類は自分の分を取り分け、お皿を持ち上げずにレンゲですくって食べます。麺類を食べるときは、麺を箸で取り、レンゲの上に麺の終わりの部分を乗せ、麺を受けながら箸で口に運びます。麺のスープを飲むときはいったん箸をおき、れんげを右手に持ち替えます。

 点心は餃子や春巻きのような塩味のものと、杏仁豆腐やマンゴープリンなど甘味のものが出てきます。そのなかで注意したいのは肉まんやあんまん。直接かぶりつくのではなく、手でひと口分に割って食べます。

 コースの最後には中国茶が急須に入って出されます。会話を楽しむのも中国料理のマナーなので、自分のお茶をついだら、隣の人にもお茶を注いであげる気遣いがあるとよいでしょう。

Next大皿は残してもよいが、取り皿は食べきる?
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