メルセデス・ベンツの最上級SUV 新型「GLS」日本登場 全長5.2mの大型モデルは内外装を改良
メルセデスAMG 新型GLS63も同時に登場
メルセデス・ベンツ日本は2023年12月14日、新型「GLS」を発表、発売しました。

GLSは、2006年に登場した「GLクラス」の後継モデルとして2015年に登場。メルセデスSUVラインナップの中で最上級モデルという立ち位置になります。現行モデルは2019年に登場した3代目(GLクラス時代を含む)で、日本でも2020年に登場しています。
ボディサイズは全長5210mm✕全幅1955mm✕全高1825mm、ホイールベースは3135mmというボディサイズで、全グレード3列シートを標準装備。最大7人が乗車できる室内スペースを確保しています。
今回登場した改良新型GLSは、エクステリアを一新。高品質のシルバーシャドーでメッキ化された4つのルーバーを持つラジエーターグリルは大型化され、さらに上質感を増しています。大型アンダーガードもデザインを一新されました。
インテリアは、Burmesterサラウンドサウンドシステムを全モデル標準装備。2列目シートには電動シートバックによる前後スライド機能を採用しており、もっとも後方にスライドさせることでレッグルームが87mm拡大するほか、乗降性も向上します。
空調は、前席左右、2列目シート左右、そして 3列目シートの空調を独立調整可能な5 ゾーンクライメートコントロールとシートヒーターも標準装備しています。
また今までは「GLS580」にしかオプション設定が無かった2列目左右のリラクゼーション機能やシートベンチレーター、ヘッドレストクッション等を追加する「ショーファーパッケージ」を「GLS450d」と「GLS63」にもオプション設定しています。
パワートレインも変更。従来型「GLS400d 4MATIC」にISGを組み合わせ、「GLS450d 4MATIC」としてラインナップに加わっています。
ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねています。この電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電します。
エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現します。スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスターおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上しました。
GLS580 4MATIC Sportsのパワートレインには新型の4リッターV型8気筒ツインターボエンジン「M177」と「ISG」「48V電気システム」など新技術を搭載することで、効率性、快適性、高性能化を同時に実現しています。
GLS63には、メルセデスAMGが自社開発した612馬力・850Nmを発生するAMG4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。「ISG」「48V電気システム」なども搭載されます。
組み合わされるトランスミッションは9Gトロニック(9速AT)です。
新型GLSのサスペンションにはE-ACTIVE BODY CONTROLを設定(GLS450dはオプション)。これはAIRMATICのシステムをベースに4輪それぞれに48V対応のアクチェーターを追加したもので、スプリングレートとダンパーの減衰力を個別制御することが可能です。
ロードサーフェススキャンはステレオカメラで前方の路面のアンジュレーションをモニターし、あらかじめダンパーの減衰力を演算して準備する機能で、これによりタイヤへの初期入力から適切に減衰させるとともに、ばね上にその振動を極力伝えずフラットな乗り心地を提供できます。
新型GLS63には「AMG ACTIVE RIDE CONTROL」を採用。前後アクスルそれぞれに配されたアクチュエーターが独立して動き、車体の安定化を図ります。
消費税込みの車両価格は以下のとおりです。
・GLS450d 4MATIC(ISG搭載モデル):1530万円
・GLS480 4MATIC Sports(ISG搭載モデル):2030万円
・メルセデスAMG GLS63 4MATIC+(ISG搭載モデル):2780万円
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