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ルノー「カングー」が生産400万台! 人気のフレンチミニバンは初代登場から25年で達成

初代登場から四半世紀での快挙

 ルノー・ジャポンは2023年12月20日、フランス・モブージュ工場でルノーのMPV「カングー」の生産が400万台を達成したと発表しました。

仏モブージュ工場で生産400万台が達成されたルノー「カングー」
仏モブージュ工場で生産400万台が達成されたルノー「カングー」

 カングーは、初代が1997年に仏モブージュ工場の組立ラインから出荷されました。個性的で実用的なデザインと、革新的なサイドスライドドアを備えた、レジャー アクティビティ車のセグメントを作り出しました。

 以来、25年後の現在までにカングーは世界50か国で440万台以上を販売。そのうち400万台がモブージュ工場で作られました。アルゼンチンでも南米試乗向けに25年間生産されています。

 またカングーE-TECHはこのセグメントでもっとも売れている電気自動車(EV)でもあり、2011年以降欧州では10万台以上が販売されています。

 モブージュ工場では、内燃エンジン搭載モデルと 100%電動モデルの、すべてのカングーのモデルが生産されており、電動モデルのバッテリーも工場の敷地内で組み立てられています。

 2023年12月14日に電動モデルのカングーE-TECHの鍵が、ラ・ポスト(フランスの郵便事業者)に贈呈されました。このルノー カングーは、1997年の生産開始以降、モブージュで生産された400万台目のカングーです。

 ラ・ポストは、ルノーの歴史的な顧客のひとつで、1世紀以上にわたりフランスの郵便局は、フランス国内の郵便配達にルノーの小型商用車を使用してきたといいます。またラ・ポストは、1904年から電気自動車を使用し、現在ではルノーの 100%電動LCVの開発と普及のための重要なパートナーとなっています。
 
 フランスで郵便車のカングーに使用された黄色のボディカラーは、この色がとくに人気を得ている日本の顧客にとっては象徴的な色となっており、2015 年には「ラ・ポスト」というモデルが150台限定で販売されました。

 ルノーLCV部門上級副社長 ハインツ・ユルゲン・レーヴ氏は「「ルノー ブランドの長年の顧客であるラ・ポストに、モブージュ工場で生産された 400万台目のカングーの鍵を贈呈できたことは大変光栄であり、両社の協力関係が 100 年以上も前に始まったとお伝えできるのは、大きな誇りです。さらに言えば、我々は多くの価値観を共有しています。 どちらもフランスの国際的なモビリティ企業であり、お客様にますます革新的で持続可能なソリューションを提供することに尽力しています」とコメントしています。

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