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まもなく日本で復活する三菱新型「トライトン」に早くもキャンパー仕様が登場!? タイ・バンコクで見つけた新型キャンピングカーとは

新型トライトンのキャンピングカー仕様は約890万円

 フルラインアップが完成した新アスリートは、2023年11月29日から12月11日までの期間で、タイ・バンコクで開催された「モーターエキスポ2023」で一般公開されました。

 その中で、見つけたユニークな仕様のひとつが、新型トライントンのキャンピングカーです。

三菱新型「トライトン」のキャンピングカー仕様のインテリア。3畳ほどのスペースがある
三菱新型「トライトン」のキャンピングカー仕様のインテリア。3畳ほどのスペースがある

 トライトンキャンピングカーは、タイのドレスアップ&カスタマイズブランド「CARRYBOY」が手がけたもの。同社は、トラックカーゴの架装などのビジネス向け商品だけでなく、ピックアップトラックのアクセサリーパーツも展開。同社の商品は、日本のピックアップトラックユーザーにも愛用されています。その同社が手掛けたキャンピングカー「MOTORHOME」なのです。

 同車はシングルキャブのトライトンをベースに、トラックと一体化させた専用キャビンを架装しています。広いデッキを活用したキャビンは、長さ2620mm×幅1940mmのゆとりあるもの。畳でいえば、3畳ほどの広さとなります。室内高も男性が楽々と移動できるゆとりがあるので、快適です。

 装備を見ていくと、テーブル付き4人がけシートと3人がけベンチシートを設置。快適装備として、32インチのスマートテレビや電子レンジ、80リッターの冷蔵庫などを装備。また気温の高いタイだけに、キャビンにも内蔵式エアコンが標準化されています。

 またトラックキャビンの頭上には、天窓付きの固定式オーバーキャブベッドがありますが、この広さは上記の室内長に含まれていないため、より居住空間は広くなります。そして、角部の扉付きのスペースのトイレルームとシャワールームがあり、小物入れも左右の頭上と後部の小物入れに備わっています。まさに至れり尽くせりです。

 ゆとりのサイズを誇るだけに就寝定員は、最大6名を確保。このほかの装備として、360°カメラ、バックセンサー、9600kWのバッテリー、リヤキャビン用の電動格納式ステップ、ソーラー発電システム、などを標準化。さらにオプションとして、エアサスペンション、屋外用の格納式キッチン、強化エアコン、後部に外付けできる発電機なども用意されています。標準価格は、213万5000バーツ(日本円で890万円ほど)と高価ですが、74万9000バーツの車両代も含まれています。

 実車の印象ですが、エクステリアはシンプルですが、バランスもデザインされ、仕上がりも美しいもの。どちらかというとスポーティな雰囲気で、ピックアップトラックベースのキャンピングカーのカッコよさを上手く引き出しています。

 室内は洒落たリビング風に仕上げてあり、上質な作りとなっています。そして、フレームベースのボディと力強いディーゼルターボエンジン、4WDが生む高い走破性は、冒険野郎の相棒にも相応しいでしょう。特にキッチンは、外に用意されているのは、冒険感を盛り上げてくれます。日本では、ピックアップトラックベースのキャンピングカー自体が珍しい上、荷台にキャビンを搭載した分離式が主流。一体式のピックアップトラックのものはレアだけに、目立つこと間違いなし。ぜひ日本でも販売してほしいものです。

Gallery 【画像】えっ、これ豪華過ぎない!? 三菱新型「トライトン」のキャンピングカー仕様を写真で見る(24枚)

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