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新幹線の往復旅が実質6000円で可能!? JR東日本の“旅ガチャ”「どこかにビューーン!」はどう楽しむ? 実際に試してみた

実際に試してわかった「どこかにビューーン」を使った新幹線旅行の楽しさ

 どこかにビューーンを使った旅をするにはどうすればいいのでしょうか。実際に試してみました。

 まずは専用サイトから、発着駅と行きの出発日とその時間帯、帰りの到着日と到着時間帯を入力します。出発日は申込日の6日後から選ぶことができます。「この条件で検索する」ボタンを押すと、JR東日本エリアの新幹線駅の中から4つの行き先候補が表示されます。

 表示された4つの行き先候補に魅力を感じない場合は、再検索も可能です。

行き先候補駅の例。表示された4つの行き先候補に魅力を感じない場合は、再検索も可能だ
行き先候補駅の例。表示された4つの行き先候補に魅力を感じない場合は、再検索も可能だ

 4つの行き先候補に納得したら、「この4つの駅で申し込む」ボタンを押し、申込み内容を確認、決定します。今回は「長野駅」「新青森駅」「郡山駅」「長岡駅」の4駅が行き先候補となるタイミングがあり、それで申込みを行いました。

 申込完了から数日後、登録したメールアドレスに案内がきて、行き先は長岡駅に決定しました。本当は一番遠い東北新幹線の新青森駅に行きたかったのですが、行き先が決定してからは申込みを取り消すことはできません。

 どこかにビューーンの往復新幹線チケットは、きっぷを発券するのではなく、モバイルSuicaに紐付けられた新幹線eチケットになるため、スマホをタッチするだけで新幹線に乗ることができるのは便利ですが、手元に紙のチケットがないので、多少不安になります。そういうときは東京駅新幹線乗り場の改札内にある「新幹線eチケット座席表発行機」を使えば、予約情報をプリントアウトすることも可能です。

 東京駅から上越新幹線「とき」で2時間弱、初めて訪れる新潟県の長岡駅に到着しました。“旅ガチャ”であるどこかにビューーンでは、駅周辺にホテルのないような新幹線駅に行き先が決定する可能性もあるために注意が必要なのですが、長岡は人口約26万人を数える中越地方最大の都市。駅直結のホテルにチェックインします。

 チェックイン後、まずは長岡駅の中で見つけた「ぽんしゅ館」へ。米どころ、そして日本酒どころでもある新潟の銘酒を楽しめる店で、他に新潟駅と越後湯沢駅にもあります。そしてここには新潟県内にある全蔵の酒を試飲できる、唎酒番所があります。500円でコイン5枚に引き換え、お猪口で最大5杯、利き酒が可能です。日本酒だけではなく梅酒も用意され、楽しむことができます。

CoCoLo長岡本館2F「ぽんしゅ館」にある唎酒番所では、新潟県にある全蔵の酒を試飲可能。500円で5枚のコインに交換し、お猪口で試飲できる
CoCoLo長岡本館2F「ぽんしゅ館」にある唎酒番所では、新潟県にある全蔵の酒を試飲可能。500円で5枚のコインに交換し、お猪口で試飲できる

 程よくいい気分になったところで街を探索。豪雪地帯の長岡ですが、駅前はアーケードが整備され、メイン通りの徒歩移動は楽に行なえます。市役所などが入る複合施設「アオーレ長岡」にも、駅から大手スカイデッキで徒歩3分、傘も持たずに移動できます。ここの1階には長岡花火情報室があり、毎年8月2・3日に開催される有名な長岡花火の筒の実物大模型やパネルなどの展示、そしてシアターで映像も楽しむことが可能です。

 ひと通り楽しんだ後は、長岡の歓楽街、殿町にある長岡小嶋屋殿町本店でへぎそばを堪能。その後数件飲み歩いた後、ポアルでシメのラーメン。1日目が終了しました。

長岡駅から徒歩5分にある河井継之助記念館。司馬遼太郎の小説「峠」でも有名だ
長岡駅から徒歩5分にある河井継之助記念館。司馬遼太郎の小説「峠」でも有名だ

 2日目。調べると長岡駅は、全国でも珍しく、長岡城の本丸跡地に建てられているとのこと。つまりは長岡駅周辺は、城下町ということになります。駅から徒歩7分ほどにある「河井継之助記念館」も、長岡藩の藩士だった河井継之助の生家跡に建っています。

 中学生の頃に司馬遼太郎の「峠」を読んだことがあり、その存在は知っていたのですが、詳しい背景や激動の幕末時代が詳しい資料とともに展示してあり、河井継之助の決断や改革の必要性などを改めて知ることができました。

 またそこから歩いて数分の場所には山本五十六記念館があります。ここは連合艦隊司令長官だった山本五十六大将の記念館。館内にはブーゲンビル島上空で米軍機に撃墜された際に乗っていた長官搭乗機の左翼が展示されています。

長岡の繁華街、殿町にある長岡小嶋屋で有名なへぎそばを食す。美味しい
長岡の繁華街、殿町にある長岡小嶋屋で有名なへぎそばを食す。美味しい

 その後レストランナカタで、長岡B級グルメの洋風カツ丼を食べ、長岡駅から新幹線で東京に帰り、1泊2日の小旅行は終わりました。

雪の長岡駅
雪の長岡駅

※ ※ ※

 行き先がどこになるのかわからない“旅ガチャ”、どこかにビューーン。行き先がどの駅になるのか、最初は不安感がありました。

 もちろん知っている街を旅行で訪れるのも安心するし楽しいのですが、実際にどこかにビューーンを使ってみて、知らない街を訪れるのも、それはそれで違った楽しみがありました。

 初めて訪れた街を調べて歩き、名物を食べ、美味しいお酒を飲む…。いままでにない新鮮な旅で、思いのほかぜいたくな気分を味わえました。

Gallery 【画像】「えっ!?」どこに行くかわからない旅ガチャ!?「どこかにビューーン」の楽しみ方を写真で見る(42枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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