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“Sクラス顔”で登場! メルセデス・ベンツ新型「Vクラス」欧州で発売 日本でも人気の“アル/ヴェル”のライバルミニバンはどう進化?

Vクラス/EQVともにマイナーチェンジ

 独メルセデス・ベンツ商用車部門(バン)は2024年3月5日、ミドルサイズ高級ミニバン「Vクラス」、およびEV(電気自動車)の「EQV」をマイナーチェンジ、改良新型を発売しました。

欧州で発売されたメルセデス・ベンツ改良新型「Vクラス」
欧州で発売されたメルセデス・ベンツ改良新型「Vクラス」

 Vクラスは商用バン「Vito」から派生した乗用ミニバンで、1998年に初代が登場。現行型は2014年に登場した3代目で、日本でも2015年に登場しています。

 Vクラスは欧州とアジア市場で非常に人気が高く、ユーザーはファミリーやレジャー志向だけでなくビジネスユーザーやVIPまで多岐にわたるといいます。

 今回マイナーチェンジを受けたのは、Vクラス、およびキャンピングカーの「Vクラス・マルコポーロ」、電動ミニバン「EQV」そして商用バンの「Vito/eVito」です。

 2023年に発表された商用バンのプレミアム戦略に即し、すべてのメルセデス・ベンツ乗用車の場合と同様、重点を置いた高級戦略がすべての新しく開発されたプライベートバンに適用されることになります。

 大きく変更されたのはフロントマスクです。

 新デザインのラジエーターグリルと力強く描かれたバンパーを採用し、メルセデスのフラッグシップセダン「Sクラス」にも似た上級感を醸し出しています。

 中央に大きなスリーポインテッドスター(エンブレム)を配置し、グリル内にはメッキ加工された小さなスリーポインテッドスターが散りばめられるデザインを採用しています。
 
 さらに最上位グレードとなるVクラス「EXCLUSIVE(エクスクルーシブ)」には、今回初めてエンブレムがボンネットの上に立つメルセデスの伝統的なデザインを初めて採用。このグレードのグリルは、横バー5本のタイプとなります。

 ヘッドライトにはエレガントなデザインのアダプティブ・マルチビームLEDを採用。グレードにより標準装備、またはオプションとして利用が可能です。

 リアバンパーも改良。また新デザインのLEDリアコンビネーションランプにより新しさを強調しています。

 インテリアも大幅に改良しています。コクピットには静電容量式ハンズオフ認識機能を備えた新世代のステアリングホイールを採用、新デザインのエアベンチレーションなどで新しい雰囲気を醸し出します。

 EQVはアバンギャルドラインを用意、改良新型Vクラスにはアバンギャルドラインに加えエントリーレベルのスタイルライン、および最上位のエクスクルーシブも用意します。さらにAMGラインやナイトパッケージなどのデザインパッケージをオプションで設定可能です。

 改良新型EQVのパワートレインは204馬力を発生するモーターを用意。また90kWhと60kWh容量のリチウムイオンバッテリーを選択可能で、WLTPモードでの航続可能距離は277kmから365kmとなります。

 改良新型Vクラスには163馬力/190馬力/237馬力と3つの2リッター直列4気筒ディーゼルターボ「OM654」を設定、さらに231馬力を発生する新型ガソリンエンジン「M254」搭載のマイルドハイブリッドモデルが2024年内に登場する予定です。トランスミッションは9Gトロニックを組み合わせます。

 改良新型Vクラスのドイツでの車両価格は、5万9470.25ユーロ(日本円で約967万円。ドイツの付加価値税VAT19%込、以下同様)からとなっています。

 また改良新型EQVは7万5281.78ユーロ(約1225万円)からとなります。さらに改良新型Vクラスをベースとしたキャンピングカー、「Vクラス マルコポーロ」は8万0004.89ユーロ(約1302万円)からとなっています。

Gallery 【画像】高級感マシマシ! メルセデス・ベンツ新型「Vクラス」と「EQV」を写真で見る(30枚)

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