“メルセデス・ベンツの大定番”はどう進化? 新型「Eクラスステーションワゴン」公道での印象は? “人気低迷中のワゴン”でも人気が衰えない秘密とは
「Eクラス」のステーションワゴンで最も気になる荷室容量
メルセデス・ベンツ「Eクラス」のステーションワゴンは、そんなヨーロッパブランドのステーションワゴンの中で現時点における最新のモデルです。

そのプロポーションは先代モデルに近い雰囲気ですが、メルセデス・ベンツの電気自動車シリーズ「EQ」シリーズに近いイメージにまとめられたフロントグリル周辺のデザインや、メルセデス・ベンツのトレードマークである“スリーポインテッドスター”を模したテールランプなど、細かい部分には新しさが満載です。
先代モデルから「ライバル以上に先進的」と評されていたインテリアは、助手席前にディスプレイを組み込めるダッシュボードを採用するなど、新型になってますます磨きがかかりました。
かつてのメルセデス・ベンツといえば、「理想を追求した上質な実用車」という印象でしたが、昨今はすっかり「未来を感じさせる高級車」になりましたね。
気になるセダンとの実用性の違いですが、ラゲッジスペース容量は後席使用時でセダンの540リットルに対し、ステーションワゴンは610リットルと70リットル大きくなっています。
「意外と差がないな」と思う人もいるかもしれませんが、トランクリッドによって天地に制約のあるセダンの荷室に対して、ルーフ部まで使えて天地高に余裕のあるステーションワゴンの荷室は、ガンガン荷物を積めるのが大きなメリットです。
おまけにリアシートの背もたれを倒せば、段差のない広大なスペースが出現。大人2名が余裕をもって横になれるほどのスペースを得られるのは、セダンにはない大きな美点といえます。
●多彩なパワートレインの中でのおすすめは?
そんな「Eクラス」のステーションワゴンは、2リッターの直列4気筒ガソリンターボエンジンを積むベーシックな「E200」と、同エンジンをパワーアップした高出力版を積む「E300」。そして、同じ2リッター直列4気筒ながら、ガソリンではなくディーゼルターボエンジンを積む「E220d」をラインナップしています。
なかでも筆者(工藤貴宏)のおすすめは、ディーゼルターボエンジンを搭載した「E220d」。低回転域でも太いトルクを発生し、発進加速や中間加速が力強いという走り味におけるメリットに加え、燃費がいい分、ランニングコストを抑えられるという魅力も備えているからです。
* * *
「『Eクラス』はステーションワゴンをよく見かける」という印象を持っている人は結構多いでしょう。日本で販売されている「Eクラス」のうち、ステーションワゴンの比率は約4割。実際、かなり売れているのです。
昨今はSUVブームもあって、「Eクラス」のセグメントでも「GLE」などのSUVを選ぶ人が増えています。その中で、あえてステーションワゴンを選んでいる人は「分かっている人」。ワゴンでなければ得られないアドバンテージをしっかり理解しているのです。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
浅草発マイクロブランドの真価――クロノス広田雅将×ウォッチディレクター渡辺雅己が語る「誠実な時計づくり」とは【PR】