「勝手に釣り船に乗る」迷惑行為も!? 釣りのプロに聞いた“本当にあった最悪すぎるマナー違反”と知っておくべきルールとは
●本能がそうさせるのか…。犯罪行為も多発
そして、最大のマナー違反といえるのが「立入禁止エリアへの侵入」。急激に立ち入り禁止エリアが増え、「人がいないから釣れそう」と思う気持ちはわからないでもないですが、不法侵入は犯罪です。
禁止されるからには相応の理由があります。足場が悪く危険だったり、魚類資源の保護のためだったりと、釣りを安全により楽しく楽しむために必要だからこそ立ち入りが禁止されているだけなのです。

プロフィッシャーマンから聞いたバッドマナーに「港に停泊中の漁船に勝手に乗り込んで釣りをした」という、耳を疑うような事例もあります。
「さすがに嘘でしょ?」と、聞いた瞬間思わずツッコんでしまいましたが、悲しいことに一人や二人ではないのだそう。
最大限譲歩して「仕掛けを船に引っ掛けないようにしよう」という心づかいのつもりかもしれません。ですが、やっていることは正真正銘の犯罪なのでマナー以前の問題。
「どうしても魚を手にしたい」と、釣り場にいると狩猟本能に火がつくことは十分理解できますが、警察のご厄介になることだけは避けたいものです。
●魚や自然に対するマナー
最後に、釣りの未来のために守りたい「バッグリミット」を紹介します。「バッグ」は魚を入れる袋を、「リミット」は制限の意味。つまり小さな魚はリリースし、大きな魚も自分が食べる分だけ持ち帰るのは最低限にしようというもの。
例えば、一時は釣り禁止になったものの、スマホアプリで予約可能な有料釣り場として再スタートした西伊豆にある田子漁協の関係者によると、「10cm以下のマダイやカサゴはすべてリリース、アオリイカは1人2ハイまで持ち帰り可能」と規定しているのだそうです。
理由は、西伊豆では稚魚放流を行うなど水産資源の継続性に取り組んでいるためで、釣り人が制限を守ってくれた結果サカナのストック量が保たれ、釣果の安定につながり始めているとのことです。
キャッチ&リリースが基本のルアーやフライのアングラーにはおなじみかもしれませんが、これからの水産資源保護や釣り場の継続性のために必要不可欠な考え方。長い目で見れば釣り人そのものが利益を享受できるというわけです。
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釣りが禁止される理由には、様々な事情があります。ルールとマナーが混同されがちですが、マナーの段階で守られていれば、禁止がルールとなることはないはず。
未来永劫釣りを楽しむためには「自分一人くらいが守っても意味がない」「だれも見ていないから」などと暗黒面に落ちることなく、いま一度自分もよく考えたいと思います。
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